「デビルさん、はじめまして!」
「え?なんで解ったの?こんなに地味なのに」
鉄板ネタである。
兎にも角にも集合場所でやりたい事はやらせてもらった。この後のマラソンなんぞもはや飾りですよ、偉い人にはわからんのですよ…。
「デビルさん、今日はどのくらいで走るんですか?」
「42キロくらいらしいよ。」
これも鉄板ネタである。
こうしてスタート地点に向かうとこちらも鉄板ネタのおっさんランナーさんトイレに向かうの巻。
さっき移動交番の前でズボンを脱いでパンツ一丁になっていた事についてはデビルより遥かにセクハラ行為であったことにはあえて触れないが、仕方がないので嫁さんランナーさんと一緒に移動をする。
この日の作戦はこうだ。
①スタートブロックの沿道でハイタッチ&お見送り
②あれ?デビルマン応援なんだ…。と気を抜かす。
③全員お見送りのあと、おもむろに最後尾スタート
④デビルスピーカーON!!
⑤後ろからなんか音がするぞ?
⑥超ポジティブスプリットで抜かしマクリング!
⑦マジか!!デビルに抜かされた…
⑧意気消沈するランナー続出
⑨ポジティブスプリットと思わせて実はまだまだスピードがあがり、そのままの勢いでトップ争いまで、山岳地帯で100人抜き
⑩箱学のエースと御堂筋くんとの三つ巴のトップ争い
⑪俺はあきらめない漢…
うーん、カッコ良すぎるレースプランだな。しかし、こんなレースプラン、それこそ絵に書いた餅、屏風の虎を追い出せトンチンカンチン一休さんなのでありました…。
《続く》