企画からメンバー招集から道中のエスコートまでほぼ完璧にこなしてこられたビキニ目当てでオクムに出場したことのあるdasabeさん。ここまでのマラニックを運営するからには一位でゴールした人には素敵な賞品が用意されているに違いない…。
まことしやかに流布した噂であるが、ほぼ判断能力がZEROに低下している集団では一旦信じ込まれると噂ではなくなる。
マジか…。
「あ!嫁さんランナーさんが飛び出した!」
「なんだ山岳賞でも狙ってるっしょ?」
「エースアシストのハービーさんも連れてるぞ!!」
「ゴール獲るつもりしょっ!!」
独りならまだしも、母校の先輩を連れているということはあきらかに箱学のジャージをゴールに叩き込むつもりだ!!
「まずいっしょ!追いかけるしかないっしょ!行くぞシャア!!」
頂上の蜘蛛男発動。その独特のダンシングスタイルは普通の人では必ずコケる…。
グシャ!!
デビル痛恨の落車&足の指&膝小僧&肘から流血。緑の血が流れているのは言うまでもありません…。
「大丈夫ですか?」
チームの皆が心配してくれてるが、俺はエースだ。このジャージを誰よりも早くゴールに叩き込む…。俺は諦めない漢、石道の蛇だ…(キャラ変更)

疲労からかコケた時に打ったせいか、引きずる脚に自らを鼓舞するようにグーパンチで喝を入れる。
「おらあ!動け脚!!」
マラニックでこれだけ盛り上がれるのも永遠のZERO効果なのかもしれない…。
〈続く〉