(修復だ…。)
こういうこともあろうかと、ウイング装着に使っているダイソー製カラー輪ゴムのスペアは豊富に取り揃えている。
ただし、デビルハンドとデビルアイでは恐ろしいほど不器用になるだけに、この修復作業には思ったよりも時間がかかった…。
「自分、不器用ですから…。」
なんとか修理完了すると再び河川敷コースを進む。
次のエイドまでは多分一番短い区間のはず。とは言え、独りで進むとこれほど時間が経つのが長く感じるとは…。
二年前からエイドの場所が変更になっていることもあり、距離感がいまいち掴めない。荒川錯覚デーモンの攻撃にかなり苦しめられているデビルであるが、なんとか河川敷コースから外れた第二エイドに辿り着いた…。
CP2 手島エイド 32.7キロ 通過時間は 3時間45分。
ここでは海苔巻きやらお稲荷さんを頂く。エイドでは最小の滞在時間で出発するのがデビルの掟だ。
再び河川敷コースに戻って道路を渡ると、本気で退屈な河川敷に寝そうになりながら進む…。
早く河川敷終わってくれねーかな…。
ここから、落ちていくのもデビルの掟なのでありました…。
《続く》