「どうぞどうぞ。雁坂峠でデビルマンに逢えるのは一年に一回だけですから~!」
一般登山客の少し熟した山ガールの方々と日本三大峠で記念撮影。zoffy兄さんカメラマンやってもらって申し訳ありませんでした…。
「急いでいるところすいませんでした、頑張って下さい!」
こうしてCP2 雁坂小屋 42.0km 12時23分に到着。完走想定タイムが12時25分なのでここまではほぼ予定通りに来ている。
今年は雁坂の魔女『カメリア』さんがお休みのため、代打さかこさんがチャイナドレスでお出迎え。やっぱりチャイナドレスは女性が着るものだな…。と改めて実感。
「ガッチャごんがなんか真っ白になってたよ。」
「え、あいつ元々白いじゃん」
「いや、なんか真っ白に燃え尽きてた。」
どうやら嫁が趣味のあの人も苦戦しているようだ。デビルとはレベルが全く違いますが…。
今年は荷揚げを兼ねた大会が中止だったこともあり、ここでの補給は出来るだけ少な目に済ます。それでもおにぎりやらお粥やらフルーツやらが並んでいて、SAJの大会にかける底力を思い知らされる。本当に開催出来た事に、参加出来た事に感謝をしなくてはいけない。
「ありがとうございました。行きます!」
「今年は川越まで自分の脚で帰って来て」
「ラジャー!!」
意気揚々と出発するデビルマン、最初のうちはアップダウンを繰り返す山道なのでそれなりのスピードでは進めていたものの、後半以降は急峻な下りを行かなくてはならない。
途中、ふかふかで気持ちの良いシングルトラックもあったものの、それは一瞬だけ。
トレイルを得意とする人は良いかもしれないが、トレイルを全く知らない(ほぼ雁坂しか知らない)デビルにとってはこれ以上の難敵はいない。後ろについてくれているzoffy兄さんとかなりゆっくり下っていく。この区間で一体何人に拔かれただろう?
毎年恒例で足の親指の爪は下り坂デーモンに全部もっていかれた…。
【※閲覧注意 後日撮影】

《続く》