暗黒の高校時代を過ごしたデビルにとっては憧れのスポット、木更津の恋人の聖地『中の島大橋』を左手に見ながら混雑するコースを二人を引き連れて進む!
これがジェットストリームアタックだ!!
沿道の応援は熱狂的だ。
阿鼻叫喚の地獄絵図がいつもの7割増しくらいで巻き起こる。可能な限りハイタッチをしながら、可能な限りスピードを出しながら混雑する狭いコースを突き進む。
ジグザグ走り、ストップ&ゴーを繰り返しながらランナーを掻き分けて進む。
裏切り者の名を受けて、全てを捨てて戦うおとこ~…
「きゃあ!怖い~!」
「なんか音が聞こえる…。」
デビルスピーカーから流れるテーマソングを耳にしたランナーは皆振り返り、恐れおののいて道をあけて行く…。まるでモーゼの十戒で海が割れたかのようだ。ただしランナーを割っているのは悪魔だが…。
「デビルマン、頑張れ!」
「暑いだろうなぁ…」
コース上も沿道も地獄に落とし入れながらデビルは故郷に錦を飾る。海が近いこともあり、沿道の応援に大漁旗が振られていた…。

by oyaniniスポーツ
この辺りのエイドではすでに給水が無くなってしまったようで、暑さデーモンの脅威が襲いくる。ただでさえアクアライン上は海ほたるまでエイドなしなのに、これはきつい。第一回大会らしく運営のまずさが露呈した形だが、文句は言うまい。皆一生懸命やってくれているのだ。
若い力募集中の木更津基地の自衛隊員に敬礼をして、いよいよアクアラインへと歩を進めて行くデビルなのであった。
《続く》

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