雁坂峠越え143キロ 第5CPまで | ランニング・デビルマン

ランニング・デビルマン

走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

「おお~すげ~!!ど派手だ!」

キラキラと瞬く電飾を纏ったデビルウィングを装着し、100円ショップ製品で作成されたLEDライトを両肩に装着し、ハンドライトを着けて再スタートを切るデビルマン&zoffy兄さん。この辺りから制限時間の24時間内完走が危ぶまれる声が聴こえてくる。


しばらく行くと、夕ご飯のいい匂いが漂ってきた。
道路から下にある川沿いのキャンプ場でBBQを楽しむ家族連れが沢山いるのが見える。沢山のライトで照らされて皆楽しそうに夕ご飯だ。ああ、そう言えば三連休の中日だったな…。普通なら家族で泊まりに出かけたりするんだろうけど、何が楽しくて甲府から川越を目指してるんだろうな…。皆こんな父ちゃんを許してくれよ。


夕暮れ時はデビルをセンチにしてくれる…。


家族を犠牲にしてまで出ている大会だ。意地でも川越まで辿り着く。気持ちとは裏腹に疲労が蓄積し始めていたのもまた事実。そんな時、前方左手に昔ながらの商店が現れる。どうやらこの大会の選手が寄る事がわかっていてお店を開けてくれているようだ。
デビルはアイスのショーケースを覗き込むと感嘆の声をあげる。

「あ~!!ガリガリ君コーラ味だ!」

ソーダ味にはいい加減嫌気がさしていただけに、幻のコーラ味に巡り会えるとはなんという幸運。道端に腰をおろしてしばしの至福の時を楽しむ…。



やがて、コースは秩父鉄道の線路と並走する。背中にLEDを付けた選手たちがチラホラとみえている。

追い抜かれざま

「いやあ、なんか雁坂の小林さち子って感じですね~」

と声をかけられる。どうやらこの光り輝くデビルウィングは色んな人に興味をもたれるようだ。



「あの~、これはなにをやってるんですか?」
「ああ、朝の6時に甲府を出発して川越まで行く大会なんですよ。」
「か、川越?そんな大変じゃ…。なんなら乗ってきますか?」


お姉ちゃん二人に逆ナンされるデビルマン。この時ほど心が揺り動かされた時はない。
とはいえ、そこは丁寧にお断りして記念撮影してから再スタート。


秩父の町まであと少し。久々にコンビニも寄る事ができてやっと都会の風を感じることが出来た…。秩父が都会かはわからぬが雁坂峠からすれば全てが都会だ…。

どこまでも続くかと思われるような直線道路をひた走り、遂にCP5、秩父 85キロへ到着したのは20時41分。
電飾付きデビルウィングを降ろすと疲れ切って休憩。そんなデビルに栄養ドリンクを渡してくれるしーちゃんさんがそこにはいた…。




にほんブログ村 その他スポーツブログ ジョギング・マラソンへ


にほんブログ村