キツイ登り坂は刈場坂までだ。あそこを超えれば折り返し地点まではたいした坂はない。経験値だけはあがっているデビルにも、あそこまで辿り着くことがまずは大事だということが判る。
そして、刈場坂まで辿り着くといつもスポーツエイドの大会ではお世話になっているあさがおのメンバーなのかな?よく見る人達がたくさんいた。ここは見晴らしもいいし、広い場所なのでなんとなく落ち着いて休める場所なんだよね。
いっぷくして、再び走り出す。
今度は折り返しの県民の森駐車場を目指す。今年から変更になった折り返しポイントだが、あの僅かな標高差が短縮されただけでも気分的に楽に思えるから不思議だ。次なるターゲットはかき氷。デビルは勿論色的にもブルーハワイだ。
「か、カオナシ…。」
あの、年の瀬で大好評だったカオナシが駐車場の手前に立っているじゃありませんか!

暑いのにご苦労様である。
県民の森駐車場では任期二年目をむかえるどららさんが見事なビキニスタイルでジョウロで水かけをしてくれている。ここでも真面目でうぶなデビルは直立不動で順番待ち。今年はパレオスタイルではなく本当にビキニだった事をここにご報告する。
かき氷もしっかり食べてデビルご満悦…。
さあ、いざいかん復路の道へ!
さっきまでの「ナイスラン!」の掛け声は「ナイスファイト!」に変更。自分よりも後方を走るランナーには少し叱咤激励気味に声をかけるのだ。それがデビルの掟なのだ。
再び刈場坂ASへ。
ここではM&Mとすれ違う。関門ギリギリでの通過なので心配していたがキロ三分で走れと檄を飛ばしてみる。
更に、関門閉鎖に間に合うかどうかの瀬戸際でダッシュする人、諦めてしまう人の悲喜こもごもを見させてもらった…。
関門ギリギリまで闘い続けるということは、その人にとっては己の限界まで挑戦しているということだ。この厳しいコースで己を追い込んで間に合わなかった人達の無念を思えば、まだ走れるデビルのなんと幸せなことか!
全てを出し切る。デビルはガッチャの言う10時間切りを目指して進んでいった…
《続く》

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