ここからがオクムの本当の恐ろしさが体感出来るのだよ…。緩やかなアップダウンを経て遂に折り返し地点まで辿り着いた…。
さあ!魅惑のグラマラスビキニギャルは何処だ?
…
…
…
D:「あ~た、なにやってんの?」
DO:「あ、デビル、お疲れ~」
なんとそこにはデビルの後輩『どらら』さんが…。
確かにスペシャルなビキニギャルですが、身内みたいなもんだし…。
D:「んじゃ、またね~」
複雑な思いを胸に、今度は顔振峠の黒ビキニギャルを再び目指して復路を行くぞ!気合い入れ直して今度はすれ違うランナーに声をかける。
「ナイスファイト!折り返しまでもう少し!」
「おお!デビルすげえなあ」
暫く行くと前方にトボトボ走るランナーさんに追いつく。
M:「あ、デビルマン、僕は姫の知り合いで…。」
見たことある顔だ!確かかなりの走力の持ち主のはず。
D:「どうしたの?こんなところにいるような人じゃないでしょ?」
M:「実は大会前にちょっと肋骨をやっちゃいまして…。」
D:「駄目だよ。そんな状態でウルトラはしっちゃ。棄権するって選択肢もあるんだから」
つい数時間前に学習したデビルなのである。
M:「いや、姫と共に変態BIG3っていわれてて、三人揃い踏みで走りたかったんですよ…。」
流石に姫は変態大将だ。肋骨やっちゃった人が思わず参加しちゃうとは。一般人デビルには全く判らない世界の話だなあ…。
次のエイドでリタイアすると言われデビルは先を急ぐ。制限時間が段々気になりだしてくるのもこの頃だ。
下り基調の復路は奥武蔵デーモンの最も恐ろしい攻撃、この攻撃はデビルの脚を着実に蝕み始めていた…。
《続く》

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