「俺は走る。」チャレンジ富士五湖112キロ その4 | ランニング・デビルマン

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走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

(駄目だ…。リタイヤするしかない。)

第1関門を突破し、河口湖に向かう。今まで経験した事のない痛みに耐えかねてデビルは弱気になる。
背に腹はかえられない、お守りのように持っていた痛み止め薬『ロキソニン』をついに投入した…。


ちょうどその時、後方から100キロの部参加の『ブラックスパイダーマン』が追いついてきた。


「大丈夫ですか?」
「膝をやっちまって…。もしかすると駄目かもしれない…。」


そんな会話を交わしつつ、デビルは河口湖を目指して進む。あそこまで行けば私設エイドを出している『ハッタマン』がいる筈だ。バットモービルに救助してもらおう。
つい先日自身でブログに書いた内容が現実のものになろうとは、夢にも思わなかったな…。


「あんなカッコウしてるからだよ。」
「音楽なんかならして走ってるからだよ。」
「だいたいVFFなんかで走れる訳ないだろう!」


デビルをあざ笑う罵詈雑言が聞こえてきそうだ。でも、早く楽になりたい…。その一心で歩を進める以外にそのときのデビルには方法がなかった。


やがて…
河口湖大橋手前で『どらら』さんに追いつかれる。この人は後半強いから、今追いつかれたら絶対デビルは最後付いていけなくなるな…。やっぱり完走は難しいのか…。

とそのとき、奇跡とも言えるくらいに膝の痛みが消えたのだ!!


「どららさん、少し引っ張って貰えないですか?」

その言葉を言うや否やデビルはスピードを上げる。さっきまでの痛みは全くなく、いつもと同じに走れるではないか!!
いつ痛みが来るか判らない、とにかく行けるところまで行こう!!まずは50キロ地点の先にある『西浜小学校』を目指そう!!どららさんに先行し、デビルは行く。

30キロ~40キロの区間が1時間20分以上かかっていたのに対し、40キロ~50キロ区間では1時間以内にペースを戻していた。



やがて、長野を守る朋友『ハッタマン』がいるエイドへ到着。
この日初めてお会いする『☆そら☆』さんともご挨拶。


「あれ?電飾とスピーカーからの音楽は?」
「現在計画停電中です。」


さっきまでの弱気の虫は消え、補給をするとデビルは先を急いだ。もしかすると本栖湖までは行けるかもしれない。リタイヤする場所がいつの間にか伸びていた…。


《続く》



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