ここまでの闘いで受けたダメージのせいか、往路では痛気持ち良いくらいに感じていた
小石デーモン
の攻撃がただただ痛いだけになっている…。アニモーで言うところの
肉球
に相当する部位が痛くてたまらない。これが悶絶スレスレ位の痛みなのだ。しかも中盤戦までのオーバーペースがたたり、後半は真っ逆さまに落ちまくってるスピードにデビルは愕然とする…。
それでも残りの距離はあとわずか。
挫けそうになる心に『喝!』を入れ、デビルマンは多摩川を行く。ここで負けてはデビルが廃る、今日の大会は他に戦士はいないのだ…。
やがて…
ゴール地点となる古市場陸上競技場が見えて来た!
「デビルマン、ナイスラン!」
暖かい声援に迎えられデビル感無量…。陸上競技場を3/4周するウイニングランも非常に静かだ…。だって競技場のまわりには観客ほとんどいないんだもん。
こうして最後の力を振り絞り、ゴールラインを越えたデビルマン、2時間40分にはわずかに届かなかったものの多摩川の平和は守りきったはずだ…。
しかし湘南に向けては課題だらけの闘いだったことも事実、果たして国際的なデーモンは倒す事が出来るのか?
デビルマンの闘いは続く…。
(終わり)

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