気温は高めでデビルアイは走り出す前から曇っていた…。
（なんか喉渇くな…）
暑さデーモンと砂埃デーモンの攻撃はあるものの、抑え目の巡航速度のお蔭か、まだ余裕はある。
やがて、次々と速いランナー達が折り返してきて、アメブロな人達も続々とハイタッチ！
（俺はみんなの踏み台になればいい…）
そう思いながら第１折り返し、後続のランナー達があまりにもまばらなことに愕然とした…。
いくらまじ走りではないからと言って、これでは襷を待つ
ドクトル・デビル
に余りに申し訳ない…。少しずつペースをあげるジリジリ作戦でデビルは巻き返しを図る。
「デビルマン頑張れ～」
「ありゃ熱いだろ？」
「お腹が出てるぞ」
様々な声援を受けてデビルマンはもう一往復走る。なんせここは最長区間花の一区ですからね…。
後半はペースの落ちてきたランナーをデビルビームで攻撃しながら突き進む。なんせ不思議の国のアリスからきた
トランプ
には負ける訳にはいかないのだ…
〈続く〉
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