午前3時、目指し時計の音が鳴り響くと、遂に『チャレンジ富士五湖』の決戦の日が訪れた。
デビルはホテルの1室で1年間待ちわびたリベンジを果たすために闘いの準備に入る。かつて無い程の早い時間帯からの
デーヴィールー!!
降臨。
そのまま会場までの送迎バスに乗るためにホテルのロビーに降り立つと
「デビルマンだ」
「すげっ…」
「それで走るのか?」
等という阿鼻叫喚の声は
全く無く
いきなりの知らんぷり攻撃にデビルは愕然…。流石に早朝デビルマンは低血圧の皆様には受けが悪かったのか、かといってデビルがいるよ~とアピールすることも出来ずに、ずーっと、無言のままバスに乗り込み、至って何ごともなかったかのようにしばらくバスに揺られて北麓公園に降り立った…。
こんなに寂しいことは無い…。
いきなりの放置プレイにデビルしばし呆然とするものの、北麓公園に集うドMな人々からは遂に阿鼻叫喚の声が!!
「デビル~」
「あ、デビルマンだ!!」
「かっこいい」
良かった…。
これだよ、やっぱりこれがないとデビルは始まらない。デビルのままで荷物を預け、着替え一式もトラックに積み込み、いざ決戦のスタート地点へ向かうとヤギプロの面々と合流。
「デビル、やっぱり太ったよ!!」
「なんか丸い!!」

(姫スポーツ提供)
おしりのむちむちはこの際見逃してくれよ~。
はい、ランニング・デビルマン改めメタボリックデビルマン降臨!!富士五湖の風に飛ばされぬようにわざわざ体内にデビル脂を仕込んでおいたっていうのに、かなりおもいっきり突っ込まれたデビルマンはそのままスタートの競技場へ現れる。

天気が良くて富士山が綺麗だ…。
ここで、多くの飴風呂ランナーさん始め、沢山の人達とエールをかわしたあと、ついに富士五湖に潜むデーモンを殲滅するための闘いの火蓋が切って落とされた。
スターターの『猫ひろし』さんに
あっ!
と言わせたデビルマン、意気揚々とまずは第一の悪魔の潜む湖『山中湖』へ向かうのでありました。
<続く>
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