はっきり言って暑さとぐるぐるに飽きてきたのでデビルマンもかなりやる気無しモードに。
(あぁ、ウルトラって結構孤独…)
そう思っている間に、コース上は走る人がいきなり増加。どうやら2時間遅れでスタートしたフルの部の人達と入り交じりくんずほぐれず状態に。当然
美女ガー
遭遇率はいきなりUP!デビル今までのやる気無さが嘘のように
デビルロックオン!!
連発。今までの鬱憤を晴らすかのごとく、デビルは生き生きとしだす。とは言え端から見たら無表情なのだが…。
「ああ、いたぁ!!」
「わ!デビルマンだぁ!!」
はい、みんな阿鼻叫喚の声をあげつつ前行く美ジョガーを次々撃破!!そうか、フルの部を2時間ずらしているのはウルトラの部出走者のだれてきたやる気をあげるための心憎い配慮だったのか、ありがとう主催者さん。
そう思いながらデビルはフルの距離を4時間12分の6分/キロのペースで走り抜けた…。
(提供:チェリーさん)
ところがここからが本当のウルトラデーモン一族の攻撃開始。
今までは大したことのない坂だと思っていた3カ所の登りが急に辛く感じ始めるし、痛めていた脹ら脛もひょんな事からピキピキ言い出すし、しまいには風まで出てくるし…。
(なんかすっげー辛いんだけど…)
そう思いながら折れそうになる心をなんとかつなぎ止めて走っていると、前方に応援ランで駆けつけた『女豹』こと
チェリーさん
を発見!!
「はい、ごま団子あげる!!」
(なぜ?ごま団子?)
さすが甘党。
言われるがままにデビルマスクのままで走りながらごま団子をほおばると口の中にごま団子のつぶつぶ感だけが残った…。でも美味しく頂きましたが、ここからはチェリーさんのマシンガントーク炸裂!!
「いやあ、フルの部が合流してハッスルして走っちゃったらいきなり無駄なパワー使っちゃってヘロヘロですよ~」
「主催者の罠にはまりまくり~」
なんて話から始まって、あんなことやらこんな事やら矢継ぎ早にしゃべくりまくられ、お陰でさっきまでの辛さはどこかにすっ飛んでしまいました…。
(提供:チェリーさん)
パワフル『チェリーさん』のお陰で、なんとか終盤の闘いに挑むデビルマン、ここからがウルトラの正念場だということを痛いほど身にしみてわかるのであった。
(続く)
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