奥武蔵 素顔の闘いその3 | ランニング・デビルマン

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走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

30キロを過ぎてからは勾配が少し緩やかに。

(ここから先は走ろう…)

かなり頑張って走ったと思う。30キロ過ぎてからがフルマラソンの勝負処、そう思って走ると、痛めた右足をかばっていたせいか左足の膝上とアキレス腱が痛み出す…。
つりそうになる手前でごまかし、脹ら脛がピキッと言う前にまたごまかし、まだまだ走れると自分をごまかし…。

まるで詐欺師のように自分をごまかしながら走っていると、前方に見覚えのある『猿』のかぶり物が。
序盤で置き去りにされた『走る整体師』さんについに追いつく。

「頑張ってるね~」

と声をかけられ、抜き去り。そりゃこんなテーピングで走ってたら言いたくもなるさ…


ランニング・デビルマン

グルグル…。人間の格好で走りながらも足元だけはデビルカラー。


そして、ついに最後のエイドに辿り着いた。ここまでの時間はおよそ4時間15分。

ランニング・デビルマン

ここのエイドでは、冷や麦を食す。っていうかこれがまた適度に塩分があって美味い!!ついついおかわりをしてしまいました…。
かりんとうも食べていよいよ最後の残り7キロへ。しかし、結局全てのエイドでしっかり栄養補給してしまいましたね。



ここからはなんとゴールまでずーっと

下り坂

(上り坂より全然いいよなぁ…)
重力に逆らうことなく走る事が出来るから最高!!思わず笑いながら走ってしまいましたが、これがなんと罠だったとは!!奥武蔵のデーモン恐るべし…。

気楽に走れたのは2キロ位までだろうか?そこから先は蓄積された脚の疲労と、止まってはいけないという義務感と、あまりにも急勾配な下り坂で

止められない止まらない

もうどうにも止まらない攻撃で脚はガクガク状態に。痛くて苦しく辛くても、走ることだけは決してやめられない無間地獄へ堕ちていく…。
どうしてこんなに苦しい思いをして、痛めた脹ら脛で走りつづけるのか?単に変態だからという理由で片付けられない筈だけど、秩父の自然に触れ合いに来ている観光客からすればただの


ド変態


だよなぁ…。
なんてことを考えながら急勾配を脹ら脛に注意しながら走りおりる。本当に急なんだなこれが…


ということで次回、いよいよフィナーレ。もう少しお付き合い下さい。

≪次回へ続く≫