東京宝塚星組千秋楽ライブ中継 阿修羅城の瞳/エスペラント!
とうとうチケットが取れず生の舞台を観ること叶わず無念ライブ中継を見てきました。幕間にスカイレポーターズでしたか? 星組のお二人のナレーションが入りました。これは中継を見た中で初めて。拍手もOKと案内もありました。お芝居。映像だとアップになるので、どういう展開をしているのかがわからず、舞台が観たかった、舞台が観たかったと頭の中をリピート見ていて、演じる方も観る方も疲れるお芝居だなぁと。宝塚でやらなくてもいいかなと思いました。礼さんのさよなら公演、当て書きってできなかったのかなぁ。このお芝居じゃなくても良かったのに。礼さんの着流しの裾から見える筋肉質な足がとってもかっこよくて、あれだけ殺陣をしていて、草履が脱げないのはどうしてでしょう。邪空の髪型は笑いと思っていましたが、実際は笑いではありませんでした。スカイステージでお話しされていた、邪空は出門が好き、というのは極美さんの落としどころだったのか。極美さんのお芝居良かったです。成長されたなぁと思いました。ラストのご挨拶では「星組より」というところを「花組」と言ってしまい、「間違えちゃいまいた」と組長に泣きつくところや、DEANの劇場がなかなか出てこないところは、極美さんだなぁと思いました。組長、がんばれって。横の小桜さんも心配そうに応援。あれ?二番手は?と思ったら、そうでした。相手役なのでした。暁さんの帯が高く、腰の位置が高く違和感。出門の傷を唾をつけて介抱する場面、衛生上どうなんだろう、江戸時代は薬がないのか、と思っていたら、ラストのセリフでつながりました。ひろ香さんが今回も良かったですね。センターから出てきて、お顔がなかなかわからない演出。眉毛が薄いのに太い。鏡を持ち出して宇宙のような音と共に鬼を追っ払う演出は、手っ取り早くて良かったです。輝咲さんのお役は輝咲さんしかできないと思いました。ショーは、ロケットまでは面白くなかったですが、ロケットの振りがすごい!と思ったら、そうでした、初舞台生のロケットだったのでした。真ん中の、ロケットになると上手の端っこに走る背の小さめの娘役さんは誰でしょうか。黒燕尾の振りも良かったですし、そのあとに続く場面も見応えありました。礼さんが一人で踊るのはうますぎて黒燕尾の振りではないように思えました。満員電車の場面の礼さんのお衣装、イケてなかった。お衣装がどの場面もいいと思えませんでした。ーーーーーカーテン前組長が読まれる礼さんの言葉には、思い出の方の名前が連ねられ、ジーンとしました。さよならショーでは、大階段の真ん中で青い衣装で歌われた礼さんに、中継で見ているのを忘れて、思わず拍手をしてしまいました。さよならショーが終わって、組長が涙涙なのを見て私も涙袴姿の礼さんがご挨拶の中で、「南北先生!世話になったなあ」と男役で。南北先生、涙涙で払うように手を振っていました。関係性が垣間見れて、笑顔と涙しました。白妙さんがおっしゃっていた、「笑って泣くのでしょう」が、もうすでにです。礼さんはいつも退団者一人ずつに言葉をかけれれて、それはそれはすごいことだなぁと思って見ています。最後のご挨拶で礼さんが極美さんと小桜さんにも声をかけられて。極美さんが泣き声で「はい」と。コロナ過のトップさんは、どこか心に傷というか、責任とプレッシャーの日々が多かっただけ、何かしんみりした感情になってしまいます。礼さんは休養期間まで設けて続けられたトップスター。17公演とはびっくりでした。退団者お一人お一人に声をかけていらっしゃいましたが、礼さんこそ、本当にお疲れ様でした。