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鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

 

 「横浜マラソン」が終わり、「湘南マラソン」を控え、来週は「つくばマラソン」もあるというこの時期、新横浜で開催している練習会は、年間を通しても再閑散期を迎えています。

 毎年のことですが、ランナー側がレース等で超忙しい11月は、こちら側は何も出来ません。。。メールサポートの方は緊張感が高まってきていますが。。。

 

 この練習会は、LSDを中心に、基本ドリルやスピード・パワー系のトレーニング等を講習を含んで開催しているものですが、常連さん、会員さんのご参加が一時的に激減する(12月になるとまた、漸増してきます)一方、これから初マラソンを迎える初心者の方のご参加がポツポツと出て来ています。

 

 昨年あたりからランナー人口が漸減に転じているそうですが、あらたに走り始めようとしている人はいくらでもおられるわけです。ただ、それ以上に走るのをやめていく人の方が多いからこその漸減であるわけで、この点は私達のような立場からは非常に考えさせられます。

 

 一生に一度のマラソンを、足が壊れてもなんでもとりあえず完走して記念になればそれで良いのか―。

 ランニング、マラソンの楽しさ、面白さ、奥の深さを伝え、ケガなく、いつまでも走り続けるランナーに成長していくのか―。

 

 初心者指導は本当に難しいところがあります。

 

 

 

 

 「痩せる」青汁、根拠なし

 

 顛末は~

 

 ・ある企業が飲むだけで簡単に痩せられるような「青汁」の広告を出した。

 ・消費者庁が要請しても、痩せる根拠を示す資料を提出しなかった 

  ↓

 ・課徴金1億円を支払うよう命じられた。

 

 謳い文句は~

  「149種類の酵素燃えるカラダを作る!」

 

 代謝酵素の働きで、体脂肪が燃焼しやすくなること自体は確かです。

 ただし、口から食べたり飲んだりした酵素がそのまま代謝酵素となって働いてくれるわけではありません。

 これは、鶏肉を食べても羽が生えてくるわけではないのと同じです。

 

  ダイエット系に限らず、こういう類の広告には、あたかも科学的な根拠を示しているかのように見せかけて、ぜんぜん関係のないこと(すなわち、説明の筋道が通っていないこと)をまことしやかに語っていることがありますね。

 

 それと、よくあるのが三段論法になっていないこと。

 三段論法とは~

 

  (1)AはBである
     ↓
  (2)BはCである
     ↓
 (3)よってAはCである

 

 という説明の仕方ですが、インチキっぽいのは

 

  (1)AはBである。  (商品Aに関する説明)
     ↓
  (2)CはDである。  (医科学的に正しい、ある理論)
     ↓
  (3)よってAはDである。 (なんで?関係ないじゃん…)

 

 というような流れになっています。よく読むと分かるのですが、難しい言葉が入っていると、(1)と(2)が同列に語られているかのような錯覚を起こします。

  

 偉い先生等が監修していたりするのは(2)の説明をしているだけで、商品にはまったく関知していないこともありますね。

 

 

 

 

 

 

 久しぶりに、「クリール」の告知です。

 

 クリール12月号

 

 特集の「30km走から始まる1カ月調整法」をe-Athletesが監修しています。

 

 調整は走り込みより難しい~と言われますが、どこがどう難しくて、どうすれば良いのかをけっこう詳しく!解説しました。

 

 更に!短期集中連載(4回)「50歳以上のランナーのためのマラソン再生計画」がスタートしました!!

 e-Athletesの新プログラム「eA40Plus!」に通じる内容ですが、年齢的に、ちょっと頭打ち気味になってきたミドル・シニアランナー向けの、けっこう奥の深い読み物になっています。私の書き下ろしです!!

 

 eA40Plus!の詳細に関しては、PC版は こ ち ら から

                      スマホ版は こ ち ら から