TOKYO2020 女子1500m(2) | 鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

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@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

 

 女子1500m予選

 

 すげ~!! 

 田中希実選手!日本新記録で準決勝進出~卜部蘭選手もPB更新です。

 

 3組6着+6ということで、1組目から、主力は流してラストをちょこっと上げるというオーソドックスな展開になりました。

 2組目も同様ですが、卜部選手にとってはそれがちょうど理想的なペースにハマり、最後も頑張って9着フィニッシュでPBを3秒近く更新!惜しくもプラスでの準決勝進出は逃しましたが、十分な闘いぶりでした。

 

 3組目の田中選手はスタートから先頭に立ちましたが~1組・2組の展開を見て、まず自らハイペース誘導に入ったという感じですね。それがハマり、ラスト1周のスパート合戦にも十分に対応し、結果的に理想的なペースで、4分02秒33という、ほんの少し前まではちょっと考えられなかったような水準の素晴らしい日本新記録となりました。

 

 3組目だけハイペースになれば、日本記録水準のタイムでプラスで予選通過もあるか!?~とか思っていましたが、堂々、着で入りました!

  

 準決勝はもう少し速い展開になるでしょうが、集団の中盤くらいに食らいつき、もっと激しくなるスパート合戦に対応して更に日本記録を更新してもらいたいところです。

 

 <陸の格闘技>と言われる1500mですが、やはり接触や転倒がけっこうありましたね。"女王"ハッサン選手の転倒はビックリでしたが、すぐに立ち上がり、あっという間に追って結局先頭でフィニッシュというのは、いかに予選とはいえ、もっとビックリです。