オリンピック雑感(1) | 鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

女子10000m 決勝


 スタートからいきなり日本勢がグイグイと引いていきましたが、これは良かったですね。


 威勢がいいとか思い切りがいいとかでなく、良い作戦でした。


 どうせ敵わないんだから、最初くらい行ってみるか~的にこういうことをやる人もいますが、今回のはきちんとした戦略です。


 ケニア・エチオピア勢が別格であることは分かり切っていることで、普通はそこで、彼女たちの様子を見る~出方を探るものですが、その結果、好き勝手やられて、何の対応も出来ずにグダグダになって惨敗する~というのが1つのパターンでもあります。。。


 今回良かったのは、先頭を引いたこと自体ではなく、スローペースと見るや、自分たちのペースで行く~と切り替え、3人で持っていったことです。


 スローペースで行って、途中から急激な上げ下げが始まり、最後はとんでもないスパート合戦~といういつものパターンになることは十分想定でき、また、それをやられると、手も脚も出ないこともまた想定内です。。。


 そんな中、女王様たちが、いつものようにスローに持ち込もうというのなら、自分達で、自分達の走りやすいペースで行く!~途中から飲み込まれるのはもちろん想定内。そこからが勝負!(粘り)という感じで、結果的にこれは大当たりだったかと思います。


 前を走っているからといって、3人にとっては決してオーバーペースではなく、それこそペースも展開(先頭の交代)も、日本選手権みたいな感じだったでしょう。そのことが結果的に、後半にも余力を残すことになったかと思います。

 日本勢にとっては、後ろで揺さぶられっぱなしになるよりも、前にいたことがいちばんの省エネ走法になった感じですね。

 

 8位入賞に1歩及ばない9位と10位だったのは残念でしたが、タイムも良いですし、十分闘った!と言えるでしょう。


 5000mはヨーロッパ勢も強いので、もっと厳しくなるでしょうが、楽しみです。