なでしこ雑感 その1 | 鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

 国民栄誉賞ですね~。

 おめでとうございます。


 ただ、賛否はあるようで。


 オリンピックや世界選手権等で優勝した選手、チームはたくさんいるわけで、なんで、なでしこだけ?という意見があるのももっともなことかと思います。


 決勝の日、私たちは合宿中で、3時半起床でみんなでテレビを見ていましたが、ただ結果だけ知るのと、あの澤選手の同点シュートと、PKの海堀選手の"脚止め"をナマで見ていたのとでは感動のレベルが大違いだと思っています。いや~本当に良いものを見ました。


 そういうことで個人的には国民栄誉賞でもなんでも大変けっこうだと思っていますが、公平性というところで、納得のいかない人も当然いるでしょう。


 そもそも、世界一でもなんでも、世間の評価に温度差があることは否めません。メジャースポーツとマイナースポーツという差は明らかにあり、人気がある・ない~ということが、公正な競技結果とは違った種類の評価をもたらします。


 今回の場合、女子サッカーという種目の普及度、競技人口、国内のこれまでの評価(人気)という点で、果たしてどうなの?って話で、はっきりいって、マイナースポーツでしょ?というご意見もあるわけです。

 その普及度や人気においては、男子サッカーの比ではなく、未開発競技で世界一といっても、ちょっとね…ということもあるのでしょう。


 そういう意味では、マイナー系世界一で、あまり話題にならなかった例は山ほどあるわけで、それに比べると今回はなんなんだ!?ということです。



 そーゆーことで、国民栄誉賞に値するかどうかについては触れません。わかりません。

 ただ、世界一は世界一であり、それと盛り上がり、人気は別物です。まあ、2番だったらこうも盛り上がらなかったでしょうが、1番だからといって、こんなにも盛り上がるとも思わなかった部分もありますね。1番がサプライズだったこともあるでしょう。~こういう時代だし。。。


 ちなみに、未開発競技であることが、世界一の称号を貶めることはありません。

 有史以来、あらゆるスポーツは、歴史を刻みながら徐々に普及、発展してきています。


 かつてスポーツはほとんど白人だけのお楽しみだったわけで、アマチュアという言葉とブルジョアという言葉にはあまり違いのない時代もありました。やがて多くの国、人種がスポーツに取り組むようになり、商業的だと言われようがなんだろうがオリンピックやワールドカップ、世界選手権等が行われ、参加国数、競技人口、勝つことの難易度は、徐々にアップしてきたわけです。


 が、その過程で、あれはまだ未開発であったという理由で、歴史上の快挙が後年、その評価を落とすことはありません。

 織田幹雄さんも古橋広之進さんも、東洋の魔女もQちゃんも、現代との比較ではなく、その当時の世界一として永遠にリスペクトされ続けるわけです。


 サッカーでも、女子の優勝よりも男子のベスト16の方が評価は上だと言う人もいます。そうなのかも知れませんが、そんなことはどうでもいいことです。男子のメキシコ五輪銅メダルを、今ならそんなに簡単にはいかないよ!と言って蔑む人はいないでしょう。



 そーゆーことで、やっぱりこれは歴史的な快挙なのです。歴史に刻まれます。30年後に、勝つことの難易度が今の100倍になっていたとしてもです。

 

 

 なでしこ万歳!