女性のランニング その4 | 鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

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@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

 オリンピックに女子マラソンが採用されたのは1984年ロス大会からのこと。男性は1896年の第1回大会からあります。


 歴史的なことをあれこれ言うとキリがないのですが、基本的に「女性に、長距離走のような過酷なスポーツをさせるのは無理!!」というのが長年の常識でした。オリンピックでも日本選手権でも高校総体でも、最長距離は、長年「800m」だったのです。。。小学校のマラソン大会よりも短いぞ。


 その後、女性には無理…どころか、適性としてはむしろ男性よりも向いているのでは…?てなことになってきたわけで、1500m、3000mと徐々に"解禁"されてきた後、とうとうフルマラソンにまで行き着いたってわけですな。


 女性の方が適性がある~というのは、男性がハイパワー型であるのに対し、女性はローパワー型であり、低強度の運動を持続させる能力は、実はかなり高いってことに1980年くらいになってようやく多くの専門家が気付いてきたわけで、それには、女性の体脂肪の多さなども関係している~と当時は言われていました。


 また、精神的にも、女性の方が辛抱強いようで、長い距離に対する心身の耐性が男性よりも上だと考えられる節もあります。



 更には、女性の方が強度をコントロールする能力に長けている~という説もあります。実際、レースの失速率なんかも、男性より女性の方が間違いなく低いですね。統計的に―ですけど。


 これは、女性の方がスピードがないので暴走のリスク度が低い、ということもあるかと思いますが、冒険しない・無理しない・追い込まない・後先を考える~等々のことで、自重する傾向が強くある~ということではないかと考えています。それが女性の防衛本能であるという説もまたあります。


 中学・高校の陸上部の練習なんかでも、たとえば1000m×5本~男の子は1本目からガンガン行って、3本目くらいからアップアップしてきて、5本終わるとヘロヘロだったりするのですが、女の子はけっこう余裕を残して終わったりします。駅伝有力校の監督さんなんかからも、「女の子を追い込ませるのは大変なんだよ~」とかいうのはよく聞きます。


 このセーブ加減が、もっと長い距離、特にマラソンなんかには、実はものすごく良いのではないか~~と思っているのですが。。。