グッド・ジョブ媚薬8 黙示禄101 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

「これで小妹と田代悦子さんが入れ替わったわ」
「マギー、あのオヤジ何時間後に起きるの」
「きっかり6時間後、後は耳元でエッチな声を聞かせると
 目を覚ました時、やっと思いこんでしまうから
 問題ないわ」
「エッチな声か・・・」
美喜は1人で声を上げるのが恥ずかしくて腕を組んで悩んだ。

~~~~~
亮はマギーから送られてきた宮部の情報で
大飯の電話番号とメールアドレスを知り
すぐにロビンに電話を掛けた。
「ロビン、通信会社にハッキングをして個人情報を調べたいんだが
協力をしてくれないか。セキュリティが厳しくて時間が掛かりそうなんだ」
「ちょっと待ってくれ、美佐江と食事をしているところだ」
「そうかお邪魔だったようだな」

「い、いや。どこの通信会社だか教えてくれ」
「EUだけど」
「そうか、それならハッキングする必要はない。
 その会社とはうちの会社と国際ローミングしている。
 今からアドレスとIDを送るから接続して情報を取り出してくれ」
「あっ、ありがとう。ロビン」
亮はあまりにもすんなりと事が進んで気が抜けた。
「いや、それより明日の株主総会頑張れよ」
「うん」

亮はロビンに言われた方法で宮部の個人情報を取り出し
通話記録の中から大飯の電話番号を調べた。
「こいつか・・・」
亮は位置情報システムで大飯の居所を確認した。
「蓮華、桃華、小妹の居場所が分かったぞ」
亮は嬉しさのあまり大声を上げた。
「それで、小妹を救出に向かうんですか?」
「いいや、すぐに小妹にどうこうする事はない。
 見守って奴らの動向を監視するんだ」

「了解です」
出かけようとする2人を亮が止めた。
「待て!」
「はい!」
「僕がプレゼントしたポーチ持っているね」
「はい」
「緊急時は発砲を許可する」
亮は二度と仲間を危険にさらす事をしたくなかった。
「ラジャー」
蓮華と桃華は笑顔で走って行った。

「亮さん、あの2人に任せていいんですか?
 俺たちが行った方が・・・」
仁木が病み上がりの蓮華たち2人を心配していた。
「はい、明日のF電機の株主総会が終わるまでは
 塩見は本業の方で動いているの大丈夫です」
「そうですね」
「それより明日の総会は僕が代表で社内年金基金の
行方の件を質問しますのでかなり荒れると思います
よろしくお願いします」
亮は仁木と三雲に頭を下げた。
「はい、了解しました」

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「美喜さん、そんなに心配しなくていいわよ」
美喜はいやらしい声の練習をしていると
マギーはテレビを点けオプションチャンネルの
アダルト番組をセレクトした。
「そうかこれを聞かせればいいのね。考えすぎちゃった」
「あの睡眠薬で眠りに陥った時AVを点けおくと
耳から入った情報は脳に記憶されて、
さも実体験があったように錯覚させる。
朝、目を覚ました時やった気になっているわ」
「本当!」
「元々、亮が睡眠学習用に作った物なんだけど
 別な用途に使っている」
「うふふ、面白い」