胚細胞腫瘍の大手術も通過し、とりあえず精巣がんを寛解させたNosukeさんが、CTC検査を受け、その結果と、「検査の存在」自体をブログで紹介したことは大きな反響があったようですね。
国内の主要ながん医療拠点では実施していないため、「はじめて知った」方、そして、やはり、「確率を知ることに意味があるの？」という否定的なコメントも寄せられていました。
血中のがん細胞の数を検査するというCTC検査は、米国で、再発・転移が多い乳がんや前立腺がんの患者さんが「すでに転移判明」で、「さらに別の転移のリスクが高いか、低いか」を調べる目的で実施されることが多いようです。
いったん、「がんが寛解」、さらに「まだがんになっていない」人が受けたCTC検査の結果は、「確率を知ることにもならない」というのが私の考え方。その方の免疫力や体力、体質で、千差万別になるはずです。
検査の結果によっては、当人の日々の生活における精神的負担にもなりかねません。保険適用されていない、主要ながん拠点施設が推奨していない背景も考えたいものです。
Nosukeさん、賛否ありを覚悟で、近年のがん医療には、様々な選択肢が存在していることを知らせたかったのでしょうね。
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