「お金がたくさんある」は不安と隣り合わせ
GESARA発動による世界の変化の中で、まずは貨幣経済の崩壊のステップがあるはずです。
不当に搾取されてきたお金が返還され、途方もない金額の還付金があるとも言われています。
ます、私たちが置かれるのは「お金がたくさんある」状態と言えるでしょう。
「お金がたくさんある」ことは幸せでしょうか?
好きなものが買えて、今まで我慢してきた贅沢ができて嬉しいというのは、確かに幸せなことではあります。
しかし、お金があまり無い状態から、急にお金がたくさん入って来ると、必ずしも幸せにならないこともあるようです。
芸人ヒロシさんの事例では、お金が急にたくさん入って来て、高価な食事をしたり、車を買ったりしてみたものの、性に合わなかったそうです。
これは、お金がたくさんあるから高価な物を買ったという、価値観の順位が、自分がしたいことよりもお金の方が高い状態になっていることから生じる現象です。
つまり「お金がたくさんある」としても、お金に振り回された状態であると、必ずしも幸せではないのです。
そして「お金がたくさんある」ことは、その反対のお金がないことが、表裏一体となっています。
お金があっても、いつかなくなってしまうのではないか、という不安と隣り合わせなのです。
なぜなら、お金が価値観の第1であれば、そのお金がたくさんあるうちは安心ですが、なくなればその安心は崩れ去ってしまうからです。
このように、自分より先にお金がある場合「お金がたくさんある」としても、幸せとは限らないのです。
「お金の心配がない」のがGESARA発動後に目指す世界
GESARA発動後には、一旦「お金がたくさんある」状態が作られますが、その先には「お金の心配がない」世界を目指すものです。
「お金の心配がない」とは、お金がたくさんあれば良いのでも、少なくて良いのでもありません。
お金の多寡は問題ではなく、心がお金に縛られていない状態を指します。
自分自身の生存とお金がリンクしていると感じている状態では、お金があるかないかは死活問題です。
しかしGESARAが目指す世界では、衣食住など生きていくための最低限のお金がベーシックインカムにより一生入り続けるとしたら、お金について心配する必要があるでしょうか?
生きていくためのお金が確保できれば、お金のための労働も必要ありません。
そうすると、人はお金のためではなく、本当に自分のやりたいことは何なのかと、考え始めるはずです。
先程のヒロシさんの事例では、営業の仕事などで一定の収入が見込める状態になってから、趣味のソロキャンプでYouTubeを始めたそうです。
お金を稼ごうなどとは思ってもいなかったのですが、やりたいことをやっていれば、人が集まって来て、お金が集まるようになったのです。
更には保護猫活動など、何か人のためになることをしようという、心境の変化を語っています。
自分が生きていくこととお金とは、本来直接リンクしている訳ではないはずです。
むしろお金より先に、自分自身のやりたいことや生き方があるのです。
自分自身の考え方や生き方に沿って、自分自身のやりたいことをしながら世界と繋がっていけば、お金は後から勝手に付いて来るものである、というのが「お金の心配がない」状態と言えるでしょう。
そしてその状態を下支えするものとして、生存とお金をリンクさせない——生存のためのお金は常に支給され続ける、という状態が必要になる訳です。
自分が先にあるか、お金が先にあるか、が重要
「お金の心配がない」と「お金がたくさんある」の違いは、自分が先にあるか、お金が先にあるかの違いであるとも言えます。
お金が先にあってお金を追いかけていると、お金に逃げられるのではないかと、常に不安が付きまといます。
自分が先にあればお金は後から勝手に付いて来るので「お金の心配がない」状態になるのです。
GESARA発動後の世界が目指すのは、こちらの状態であると思われます。
お金を追いかければ、お金を貯めることばかりに集中してしまいます。
お金の心配がなければ、自分のやりたいこと、そしてお互いが幸せになることに、意識が向かうはずです。
お金に支配された状態から解放されることで、実は真に平和で助け合える世界がやって来ると、考えられます。
「お金の心配がない」状態は完璧でなくても、今の世界においても作ることができます。
それは、芸人ヒロシさんの事例を見れば、本人の意識の変化によって達成されるのです。
GESARAが本格始動する前に、お金がたくさん戻って来たとしても、ただ「お金がたくさんある」のではなく「お金の心配がない」状態に移行しておきたいところです。