🏠おうち🏠を建てる側からのあれこれを
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時折プライベートなことも
有限会社 旭工舎
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前回のブログ
の続きです
その日の夕方
見慣れない番号から着信
父の施設周辺の市外局番だったため
電話に出てみると
ホーム施設の関連病院からの電話でした
「 酸素飽和度が下がりました
これから緊急で
入院先の病院を探します
酸素吸入の許可を
頂けますでしょうか? 」
え? そんなに急激に悪化するものなの・・
病院の話では、
すぐに病院が見つかるかわからないが
現在保健所からの連絡待ちだという
「 (認知症のため) 入院先が
精神科になる可能性もありますが
了承して頂けますでしょうか? 」
との問いかけに
承諾をしました
続けて
「 万が一の場合、
延命処置は希望されますか? 」
思ってもいない問いかけに答えに窮し
「 私一人では判断できないので
延命処置をお願い致します 」
と返答しました
電話の向こうは、慌てるでも驚くでもなく
「 解りました
入院先が決まりましたら
改めて連絡します 」
といって電話が切れました
まさか、まさか1年近く会えることなく
こんな状態で死んでしまうの?
想定外の出来事に、にオロオロする私
娘に相談すると
「 じじ (父の呼称) は
大丈夫だよ
ずっと先 (の年齢になって)も
元気な姿が見える 」
と返事が
娘は時折、ご先祖様が見えたり
近しい人の未来が見えることがあるという
娘が他の人の将来を見る場合
コマ送りのように
一年一年
だんだん年を取っていった姿が
見えるそうなんだけど
(私なら、さらにおばちゃんになっている姿)
父の場合は高齢者のため
5年後の姿を見ても
今と大差ないらしい・・
ただ元気で笑っているんだって
その晩はなんとなく落ち着かなくて
ソワソワと浅い眠りで一晩を過ごしました
とは言っても明日も仕事
今の私に
父に直接出来ることはなんにもない
沈んだ気持ちのまま
仕事をしながら連絡を待っていました
午前11時頃、再び同じ番号からの電話
関連病院からの電話です
「 酸素吸入を行いましたら
呼吸が安定してきました
施設の自室にて過ごして頂き
様子見致します 」
私のざわざわとした気持ちとは裏腹に
回復の兆しを見せていたそうです
先日、改めて電話があり
陰性が確認できたとの報告を受けました
「 ほら、 じじ 大丈夫っていったでしょ
元気になってよかったね 」
娘の言葉に
腰くだけになるような安堵感に包まれました
ワクチンを接種していなくても
基礎体力が高いと
元気に回復出来るんですね
本当に
もう二度と会えないかと思ったら
怖くて仕方がなかったです