お伊勢参りの旅⁈その1、勝幡街道編、津島神社目指して稲葉宿~矢合。 | 歩いて走って登って、毎日ビールか日本酒。

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東海地方のローカル街道をいろいろ歩いてきましたが、街道ウォーカーならお伊勢参りの道は歩いておきたい所です。

伊勢はなじみの土地で何度も訪れていますし、河崎を歩いたり外宮内宮ジョグや二見道サイクリングもしたことはありますが伊勢参宮街道は歩いてみたいとずっと思っています。

見どころが多く道草だらけになりそうだし日帰りでは往復する回数も多くなるし、長期計画でやってみるか~。

 

ブログ始める前にですが東海道は関宿まで歩きました。

なので日永の追分から伊勢街道を歩いて行けばよいのですが・・・。

「お伊勢参らば〇〇をかけよ、〇〇かけねば片参り」的なところがいくつかあるのを前から気になっていて調べますと・・・wiki

たくさんあるな、江戸時代の観光客誘導キャンペーン笑。

朝熊(朝熊岳金剛證寺)、多度(多度大社)、多賀(多賀大社)あたりは有名ですが、香良洲神社、津島神社、津観音とお伊勢参りの途中にも寺社がいくつか。

そうだ、江戸時代の旅人のごとく地元から歩きだして道中これらの寺社を繋げてみようか、と思い立ちました。

(熊野三山、出羽三山は置いといて、それに多賀もちょっとルートから外れて無理ですが)

あと、夫婦岩で有名な二見興玉神社は入ってないですがこれは江戸時代には参って当然だからなのでしょうか?

で、二見を世で言われている順番どおり伊勢神宮より前に回るというのは行程的にしんどいしこれはどうすっかな?

まあずっと先のゴール寸前のことは置いといて、とりあえずは近場を歩きだしましょう。

 

というわけで愛知県稲沢市。

稲澤町道路元標のある美濃路稲葉宿本陣跡広場です。

超地元のここをお伊勢参り(計画)のスタート地点にします。

 

ここには美濃路を歩く街道ウォーカーのための解説板があります。

 

解説の②、津島道道標、ここからまずは津島を目指します。

 

江戸時代の街道マップ、五街道分間延絵図の表示もあります。

これ眺めるの楽しいんですよね、図書館にあったら歩いたことある宿場町を眺めてみて下さい。

 

道標があるのは美濃路から分かれるこの小道。

よく見ると「津島天王江道法三里」と書き込まれています。

津島神社へみちのり三里、です。

 

勝手知ったる稲葉宿を行きます。

地元過ぎて緊張感や高揚感は全くないスタート笑。

稲葉宿は2年前の稲葉宿散策の記事で。

美濃路歩きでも4年前に書いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

津島道道標は宿場町中ほどのここ。

 

右 つしま道 三里

約12キロです、まずは津島神社参拝を目指しましょう。

 

道標を入ってすぐの道を右、この写真の矢印がGooglemapによると津島に向かう「勝幡(しょばた)街道」という道になります。

ですが地元過ぎる場所、何度も歩いているしなるべく普段歩かない知らない道を歩きたいのでちょっとルート変更。

 

スマホアプリ「古地図散歩」を見ながら古くからのなるべく面白そうな知らない道を選んで歩くことにします。

 

近代的な建物の学校ですがいまも二宮金次郎さんいるのですね。

手にしているのはタブレットではありませんよね笑。

 

小さい橋を渡ります。

もりりんはし、かわいい名前の橋だな笑。

 

漢字ではこうか、変わった読み方するな~。

 

もりりんはしから見えるこの場所は東海地方に増殖中のラーメン屋さん「岐阜タンメン」発祥の地、稲沢板谷店跡地です。

 

今は更地になっていますがストビュータイムマシンで見てみます。

当時は屋台のような店構えでした。

 

このあたりは集落ごとに中心にはこんな場所があることが多いです。

広場にお地蔵様や火の見櫓や。

 

謎の倉庫みたいな建物とか。

 

皇紀二千六百年・・・昭和15年の一大イベントの時のものです、常夜灯の柱でした。

 

途中からGooglemapの「勝幡街道」に復帰です。

 

にゃん。

 

新幹線をくぐるとすぐに細道に。

 

これでも明治の地図に載ってる道ですが・・・大丈夫かな。

 

観音さまの町、四年前に散策した矢合(やわせ)の集落に入ります。

安楽寺という近くのお寺でマルシェ開催中のようなので立ち寄ってみます。

 

小規模マルシェなのですが結構賑わってて、メダカ屋さんが二つも出店してます。

時代は金魚すくいではなくメダカなのか?

 

今は管理されて細い三宅川ですが昔の河川敷の広さの痕跡、川に沿うように両岸に田んぼエリアが繋がっていて、はるか昔はこんな幅のある大河だったようです。

 

矢合観音、地元では比較的知られたここには今日も善男善女が集います。

いや、それにしてもやけに賑わってると思っていたのですが今これを書きながら調べたらこの18日は縁日でした、それでか~。

 

 

善男善女の一番後ろから手を合わせて先に進みます。

あの一部分だけ飛び出した家の屋根の部分はどうなってるんだろう?

 

サイレン鳴らしてみたい・・・。

 

ここ矢合の名所(個人の感想です)6差路。

6差路ってなかなかお眼にかかれません。

 

ここは③の道に進みます。

これも観音さまの町矢合名物(これも個人の感想です笑)、集落中に分散して配置されている三十三観音さまのお堂が二つ見えます。

三十三観音全参りオリエンテーリングマップを作ると面白くてとてもありがたいように思いますがどうでしょう、稲沢市観光協会さん。

 

これらの三十三観音のお堂よりひときわ大きなお堂が見えてきました。

ここの辻は五年前に歩いた八神街道とクロスしています。

 

 

ハッキリ見えないですが、馬頭観音さま、光背はホント読みにくいですが道標になっています。

今日は馬頭さまの前に座り込んでしゃがみ込んで覗き込んで、じっくりと読んでみます。

 

先ははるか長くいつ着くか、いや、完歩できるかすらまだ分かりませんが歩きだしました、続きます。