関ヶ原の町を出て、ここからは中山道と相川をはさんで反対岸にある道を垂井宿に向かい歩きます。
初めからなんとなくよさげな風景で鼻歌なんかも出るというもんです。
山上に向かい秋葉さんの階段がありますがごめんなさいスルー。
こ、これは新幹線から見えるやつじゃん。
ああこの味のあるイラスト看板と再開。
昭和レトロ感満点。
とにかくインパクトが凄い。
この水路は・・・自然の小川なのか?
東海道線が寄り添ってきますが全然列車が通りません。
シャッターチャンスなのですが。
幌馬車、いや大八車の車輪でしょうか?
おー、これはちょっと街道感あるのでは。
昔ながらの水場もあって水源の山に近いですからきれい。
ここで野菜とか洗ったんだろなぁ。
本格的なレンガの塀って珍しいですね。
島津家のトイレ?をお借りしました。
石物は整地碑だったはずです泣。
遠くにどうやら鉄塔を建設中。
なるほど南宮山の上まで送電線の建設中なのか。
てか南宮山よく見ると鉄塔だらけ。
右の田んぼの向こうに相川が流れ、その向こうには中山道の他にも新幹線や東海道線、国道21号、関ヶ原バイパスなどがひしめいて通っていますが相川左岸のこちらはこーんなのんびりした風景が広がってます、別世界。
送電線工事がこちらにも来たので少しガチャガチャしてた区間があるのは残念でしたが工事が終わればまた元に戻るでしょう。
資材を山上に運ぶのって現代でも滑車を使って結構古典的な手法で荷揚げするのですね。
道路に面した山林の大きな栗の木の下で大きな栗を見つけました、栗きんとん食べたい。
こういうのって採ってもいいのかな?
よそ様のものだからダメか。
スピードを追う忙しい相川の向こうの別世界では新幹線がシューっと通り過ぎていきました。
こんな景色が日本の大動脈のすぐ横に広がってるってなんだかおもしろい。
整地されて道は昔よりは直線的になってるのでしょうが昔の雰囲気とそんなに変わってなさそう。
ここも秋葉さんですが・・・なんだか異世界への入り口感があります。
ゆるやかに曲がる道の向こうに次の伊吹の集落が近づいてきました。
道は集落に近づくと昔ながらの曲線を描きます。
タヌキ?
ゴソゴソと道を渡って草むらに入っていきました。
さっきまで晴れていたのにまた雨が降り出してきました、テンション下がるなぁ。
後ろの関ヶ原方面を振り返って見るとまた空がえらいこと真っ暗になってます。
・・・あ、常夜灯があります。
そしてこの道は東海自然歩道だったか。
常夜灯をしげしげと眺めていると・・・前に自然石道標があるじゃん!
下の方は石の表面が剥落しかけていますね、これは古いもののようです。
右 やま ・・・やまミちだったと予想。
左 せきがは 道 ・・・せきがはら道ですね!
やはり関ヶ原に抜ける道として昔から成立していた!
残念ながら建立年とかはありませんでしたが、崩しフォントからおそらく江戸期かと。
これ以上剥落破損しないように表面をコーティングしたい笑。
こりゃタヌキも出るわ~。
気分よく次の二股へ、ここはストビューカンニング下調べですでに見つけ済みだったいかにもな分岐にある道標。
カッチリフォントは明治以降の物っぽいな。
右 垂井
左 岩手 大滝 道。
竹中陣屋跡のある岩手に向かうのでここは案内通り左へ歩を進めます。
御大典記念・・・とあります。
昭和天皇即位の昭和三年か大正天皇即位の大正四年のどちらかの年に建てられたもののようです。
またこのお稲荷さんも異世界への入り口感がするする。
今日の唐臼の台、なかなかエッジが効いてかつアンバランスで美しいシルエットです。
小雨に降られつつもテンション上がって歩いてると!
またまた石柱が見えるような・・・。
またまたありました!
左 岩手 大滝道
目指す岩手は左ね。
御大典記念 大正 まで見えました。
大正四年建立で確定です。
無名裏中山道はずっと東海自然歩道と重なってます。
なかなかやるな、東海自然歩道。
このあたり、石垣を組んでいるところが多いです。
段差や斜面が多いこともありますが、絶対に必要ではなさそうな境とかにも盛ってあっておかげで街道筋の景色の良いアクセントになってます。
またまたまたありました道標祭りです笑。
右 岩手大滝
左 関ヶ原 道
左 菩提道
菩提は竹中氏の山城、菩提山城の麓の集落です。
左 野上道
野上は中山道上の集落の名前です。
この辻から北に行くと伊富岐神社、
南に600メートル程行くと中山道の伊富岐神社の一の鳥居。
そう、中山道を歩いた方なら「鳥居・・・美濃の二ノ宮か~でも遠くて見えないなぁ・・・」
てな感じでまず間違いなくスルーするであろう伊富岐神社です。
自分も過去スルーしました笑。
そして我が無名裏中山道はここでその因縁の伊富岐神社参道と交差しているのでした。
この道標もまたもや御大典記念 大正四年。
今日はここからその伊富岐神社に立ち寄ります。
それにしても、わずか500メートル程の間に四基もの道標が現れてテンション爆上げで、ちょっとだけ小雨に怯えつつ、続きます。