長良川を渡ると、美しい形の街道に復帰です。
ゆらりと曲がった道、石垣、お堂が二つ、いい街道ですねー。
パンダの標識もいい味出してます。
お地蔵さまに手を合わせて進みます。
遠くに見えてたお堂は光背にみちしるべ、道標地蔵さまでした。
一部読めませんが竹鼻道、大垣道を指してます。
東・・・へ?・・・〇・・・て竹鼻道。
東の下の字が読めない。
西・・・江?・・・〇・・・て大垣みち。
こちらも西の下の文字が読めません。
現地でもああでもないこうでもないと首をひねって、帰ってからのためにたくさん写真を写して今も解読を試みましたが読めませんでした・・・悔しい。
15分くらいこの場にいましたが、きりがないので歩き出します。
神社の鳥居前にも鮮やかにヒガンバナ。
赤い鳥居にカラーを合わせたようです。
街道の先、遠くにアレが見えてきて気をとられますがその前に・・・左に。
またまたすぐに道標地蔵さま現る!
摩耗はひどいですが文字は読めます。
右大がきみち
左竹ヶはなミち
でした。
残念ながら街道はこの先しばらく消失、遠くに見えてたアレとは新幹線からもよく見えるコレ。
「PANASONIC SOLAR ARC」 近くに来るとホントデカい。
しかし、竹鼻道はこの施設の敷地内に消失しているのです、街道ウォーカーとしては恨めし気に見上げます。
ここはもともとはサンヨー(三洋電機)の施設で、パナソニック吸収前は見学とかもできたようです。
Googlemapの口コミを読むとサンヨー時代の昔のいい時代を懐かしむ声がたくさん書き込まれていて興味深いです。
今は正面のゲートも締め切られていて、パナソニックも持て余しているんだろなと思われる景色です。
今回は遠くから眺めるだけだったので、二年前に近くまで行った時の写真も置いておきますね。
やっぱりカッコいい。
新幹線をくぐり、街道のあったはずのルートになるべく沿って歩きます。
消失区間でもお地蔵さまとか残されてる場合もあるのでできる限り忠実に・・・。
新幹線の橋脚のこの公式の注意書き、レトロ感があって好き。
もう少しで黄金色に染まる田んぼ道、遠くに新幹線名物、727の看板。
でっかい材木置き場、アメリカ丸太と書いてあります。
あーようやく旧道の残る区間に着きました、斜め右に。
あ、やはり微妙ながら街道感があって良い。
街道は右です。
ですが近くに史跡がったので左に寄り道(といっても1分くらい)少し。
犀川事件記念碑。
これもまた水との闘いの歴史なのでした。
街道に戻ります。
干し柿だー、秋です。
ヒガンバナもそうですが歩いて季節を感じるのはいいなぁ。
堤防に上がる所にお堂と謎の石物がありました。
なんと二つのお堂には、どちらも道標地蔵さまが。
この堤防も輪中堤防、西濃を歩いていると、堤防から地道に降りる場所には道標が多いイメージ。
後ろに新幹線の高架が見えます。
まずは右側のお堂をのぞき込みます。
右 大かきみち
左 竹ヶはなみち
もうひとつのお堂は・・・。
右 大がきみち
氷取村
石柱は文字があるような無いような、詳細は分からず。
お地蔵さまが大垣への道を指し示すために次から次に現れてくれてます。
看板が多い壁があったのでどれどれっと・・・。
残念ながら金融関係がほとんどか。
頼みます上に貼るのはやめてお願いします。
堤防の道を進みます。
ささやかな橋ですが輪中を渡る橋です。
そしてこの橋の東橋詰にもお堂と常夜灯、
次から次に現れる路傍のお地蔵さまにテンション上がり・・・、
いや、なんとよくよく見たら常夜灯も道標を兼ねているものだったので激しくテンション上がります!
お地蔵さまに手をあわせつつ。
右 竹ヶはなみち
左 大がきみち
さて常夜灯のほうは、摩耗がやや進んでいるので頑張って読みます。
正面は 大きく「献灯 」とあり、下の方に道標部分。
写真ではわかりませんが、
右? すのまた道
左? 〇〇〇道
左は状態が悪く読めません。
向かって左の面は、
「金刀比羅宮 」
これも下が道標部分。
右?竹ヶ鼻道
左の部分は表面破損で読めず。
向かって右面は明瞭に読めます。
弘法大師
すぐ 今尾 高須 道
「すぐ」は「すぐそこ、近く」の意味ではなく「真っすぐ行く」という意味ですが、
今尾や高須はこの位置でこの面を見ると真後ろなので、元々は違う向きで建ってたんじゃないかなと思われます。
後ろ面はおそらく文字なし、建立年とかあると思ったのですが。
ここでも20分くらい立ったり座ったり写真撮ったりメモったりしてました。
惜しくもパーフェクト解読できず残念。
楽しい解読作業後は橋を渡ってお隣の輪中に移動します。
今では普通の用水路にしか見えません。
街道沿いに和菓子屋さんあり。
栗きんとんの文字を見たら立ち寄らないわけにはいきません、もう秋!
そして今日は要所要所にドラッグストアがあって助かります。
ここの地名、大明神です、インパクトがあるなぁ。
左手に新幹線。
街道歩きの敵、整地碑。
石碑があるとなんの記念碑かな?と、一応見に行かねばならないので腹立たしさ2倍!
これがまたあちこち多いこと多いこと、スライム並出現率で笑。
警察の不法投棄防止看板。
大垣警察署防犯キャラクター「水都マン」とは?
水都マン
★生まれたところ★
大垣警察署(おおがきけいさつしょ)
★とくちょう★
水都(すいと)・・・水(みず)の都(みやこ)、大垣(おおがき)
マン・・・市民(しみん)の安全(あんぜん)・安心(あんしん)を守(まも)るヒーロー
大垣警察署員(おおがきけいさつしょいん)一人一人(ひとりひとり)が「水都(すいと)マン」であり、市民(しみん)の安全(あんぜん)を守(まも)っていくヒーローです!
・・・岐阜県警HPより。
自由の女神の後ろ姿はこうなってるのかーなどと思いつつ。
揖斐川にぶつかりました。
この橋を渡るのですが、近くに重要な史跡があるので堤防を一旦左手に行きます。
ラッキー!と、土手の草刈り済みのところを歩いていきました・・・。
刈った草の根の部分が剣山のようになってて危ない危ない、針の筵。
鳩や猫の気持ちになりつつ、怪我の無いように気を付けて進みます。
くるぶしとかこすったら流血確実。
新幹線の橋に近づいてきたら常夜灯が見えました。
平の渡しのあった場所に残る常夜灯です。
寄進者には愛知の誇る石物寄進スリートップの一人、杉屋佐助さんの名前が。
杉屋佐兵衛さんはどうやら息子さんらしい。
新幹線から見るかな、お暇の方はぜひに見つけてください。
河川敷、ここにもヒガンバナのフィールド。
さ、戻って木曽三川最後の揖斐川を渡りに行きます。
例によって車に気をつけつつ暴走堤防道路を歩きます。
大垣大橋、先ほど渡ってきた羽島大橋そっくりの赤い橋です。
今調べるとそれもそのはず、同時期に同じ有料橋として架橋された兄弟橋なのでした。
長さは460,2メートルということです。
橋を越えるといよいよ大垣市です、続きます。