古場という集落に入ると、見えてきました、澤田酒造。
「白老」という銘柄のお酒の酒蔵で、大野の町で見た↓このレトロ看板の酒蔵ですね。
新酒あります。
これは買わねばなりませんね。
直売店があります。
火入れから生酒まで数多いラインナップでした。
直売店には保冷袋もあったので街道ウォーカーも心置きなく生酒を買えました笑。
街道の景色的にも酒蔵はいい味出してる所が多くて楽しいですね。
酒蔵があるところは古い町のことが多いですし。
ザックを重くして出発。
橋を渡ると苅谷の集落に入ります。
苅谷漁港をかすめて。
苅谷漁港は昔釣りに来たことがある場所。
昔ちょくちょく海釣りをしにきていた時期があるので
今後は見覚えのある知多半島の景色との再会も楽しみです。
ん、ここにも常夜灯が。
立派な江戸時代の古い常夜灯が割と残ってるなぁ。
一時主要道に戻りましたが再び海側の旧道に入ります。
このあたりは明治の地図で見ると海岸沿いの丘陵地の上をくねくねと行く道なのですが、
住宅が立ち並び旧道はほぼ消失して途切れ途切れです。
この塀の向こうは海。
一瞬海の近くまで飛び出しました。
地元の人しか知らないような海岸が見えました。
ここを降らないと海には出られません、まあ今日はいいか。
一応こんな路地裏区間は街道のルートのはずですが・・・。
ああようやく明瞭に旧道に戻りました。
と思えばすぐに県道復帰です。
大谷の集落にはお寺がいくつか並んでます。
玉泉寺の標柱、また伊藤萬蔵さん発見。
裏道から県道に出るところ、微妙な角度で道路と家の角度がずれてて裏道のほうが昔はメインの道だった名残。
来応寺、ぽっくり地蔵さま。
最後の時苦しむことなくぽっくり逝けるそうです。
もっともっと歳を取ったらまた来ます。
まだまだその御利益はいいですから。
曹源寺門前にも巡礼道標。
そういえば普通の地名の書いた道標をずっと見てません。
ほぼ海岸沿いの道なので元々あまりないのかな?
道端の花壇に野良招き猫、これはちょっと怖い。
高台を降って海を見下ろして「うおー!」行くぜ海に、と思ったら左に曲がらなきゃ・・・。
旧道はこの怪しげな道を右なのですが、どうもこの先山林の途中で消えてるようです。
もしかしたら踏み跡程度でも残ってないかなと、少し迷いましたが考えた末やめておきました。
現地に行ってみると、この切通しになってる場所の上を横切るように旧道は通ってたようで、止めて正解でした。
もしやあのはしごが今の旧常滑街道かも笑。
振り返れば、旧道は切通しの上のここをこう進んで・・・。
さらにここから降りてくるのでした、止めて良かった。
相変わらず県道を縫うように歩きます。
要塞チックな建物だなぁ。
珍しく解説板が現れました。
鈴渓義塾旧塾舎。
明治の地元の教育を担った進歩的な私塾だったそうです。
うーん、普通の家に見えますが。
この先はガッツリ整地されていて期待薄です。
開運かー、立ち寄ってみたいけどだいぶ遠いようなのでスルー。
大師道道標。
何もない新しい道路はつまらない~。
そしてようやく古い道に入ります、ホッとします。
あまりにも見所が少ないので少しだけ足を延ばして小鈴谷村道路元標。
ついに美浜町に入りました。
今日の行程は上野間駅までの予定なのでもう少しです。
奥にコンビニが見えるので次回スタート時はここで買い物できます。
学校のツツジが満開で迎えてくれました。
街道風の道のくねりですが単に山沿いの形なのです。
その高台の上には野間神社が鎮座してます。
このご時世とはいえ狛犬や仏像にマスクはあんまり好きじゃないな。
石段長っ。
本日の無事のお礼をさせていただきました。
産業組合神社?
降りてきてから案内板をまじまじと見て気が付いたけどどんな神様なのか?
はい今日はここまで。
左に進んで駅に向かいます。
この先の街道を見ると・・・まあなんとなくよさそうな景色。
名鉄上野間駅まで歩きます。
知多新線の沿線に入りました、次回はここから内海までの予定です。
開通後何十年経っても知多「新線」なのは笑。
箱にお金を入れるというのどかな駅前広場駐車場料金システムがいいなぁ。
高架の駅のホームからは海が遠く見えました。
海は近くて遠い・・・。
この日のお土産。
美味しくいただきました。
電子地形図25000(国土地理院)
次回はしっかり海沿いを歩きます、一大リゾート地&メジャー海水浴場の内海(うつみ)を目指します。
海岸沿いの国道は歩道がなかったはずなのでやや心配。
それからこの先もう酒蔵はありません、ああ心の支えが・・・。