開催中止となった
板橋シティマラソンのHP にも記されているとおり、
大会事務局は、当日に使用する予定だった
ミネラルウォーターを、東北関東大震災の被災地に
災害救助物資として輸送したという報告がありました。
災害が起こった時の、被災地への支援というのは
直接的な行動以外にも、たくさんできる事があります。
阪神・淡路大震災の経験上から書きますが、
まだ被災地では余震や津波、そして救助活動中における
2次災害のリスクが高く、外部からの支援についても
各避難所のニーズに合わせること自体、苦労が多い状況
かと思われます。
よって我々が東北各県にボランティア等で出向くことは、
道路事情ならびに原発事故による影響等を考えれば
まだまだ時期尚早だと思います。
ならば、今できる範囲の事を少しでも実行しつつ、
これから先に何ができるかを、じっくり考える。
今回のミネラルウォーター提供は、
「今できる範囲の事」として、主催者のみならず
来週の板橋シティマラソンに参加予定の全ランナーによる
支援だと思って、いいのではないでしょうか。
避難所生活は長期戦です。
早急な支援はもちろんですが、
この先必要になってくるのは、息の長い支援。
我々がやるべき事を考える時間は、十分にあります。