※マラソン中止、参加料から義援金「承諾必要」苦情続出 (asahi.com)
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http://www.asahi.com/national/update/0401/TKY201103310639.html?ref=goo
・・・まあ、そりゃそうでしょ。
「中止にした後、即座に義援金へ」という流れは、
一刻を争う状況にある被災地、避難所への援助を早急に決断するという
意味で、非常に素晴らしい英断であると、自然に考える人も多いはずです。
(私もそう思っています)
ただ、
返金できないことは分かっていても、
そして義援金に転用することに対して、大いに賛成できたとしても、
そのお金を、大会の運営費という本来の目的から逸脱する用途に
使おうとしていることには、間違いないのですから、
一部の「義援金に!」という声だけをクローズドな形で反映させて、
全参加者に「決めました」という形で報告するのは、いかがなものか?
と、異議を唱える方々の気持ちも、十分に理解できるのです。
少なくとも・・・
「義援金でなく、飲食物や日用品を購入して救援物資を送ってはどうか」
「参加料の転用ではなく、別途義援金を募ってみてはどうだろう」
「参加料の何割かでも返してもらったら、個人的に被災地へ贈りたかったのに」
・・・もしかしたら、こういう思いを持っていたかもしれない人達の意向は
反映されないままになってしまった。これもまた、事実なのです。
私もかなりじっくり考えましたが、
結果的に被災地に対する思いは同じであっても、
そこに辿り着くまでに、いろんな意見や見方があるものだと
改めて感じさせられたものです。
・・・1つだけ、語弊を承知で書くなら、
市民のやるマラソンは「娯楽」や「道楽」の域を出ません。
だから、
今この時期に、大会を開くというなら、そこに参加するというなら、
「被災地支援」という目的だけは絶対に忘れるな、
と、自分に言い聞かせ、今月末の富士五湖に臨む所存です。