クローバー(ノンフィクション小説) -167ページ目

矛盾-1-


和樹と一緒にいる時は
満たされた。


だけど……

ふと1人になると寂しい。


誰だってそうだろ?




でも…

私は寮を抜け出すのを
やめられないでいた。

満たされない気持ちを
埋めるために……

偽りの恋‐24‐


その後も変わらず
和樹は優しかった。

ポケベルで愛の確認

〈141064(愛してるよ)〉

〈11040 141064(あたしも愛してるよ)〉


電話は毎日。

寮には公衆電話が1つしかないから
電話は早い者勝ちで…

でも長電話は
できないから……



寂しくて仕方なかった。

偽りの恋‐23‐


2ヶ月位
そんな事が続いた……

いい加減和樹は
我慢の限界みたいで。


私は身を委ねる決心をした。


和樹なら
大事にしてくれる。



結ばれた日……


和樹は優しく優しく

わたしを抱いた。



本気で好きになれると

思えた瞬間だったかもしれない。