西日本の若手演奏家で結成されたプロフェッショナル吹奏楽団
日本ウインドアンサンブル《桃太郎バンド》。
Online夏の桃太郎フェス2020
と題して、吹奏楽指導者や演奏者に向けた
各種ウェビナーを約1ヶ月間に渡って開催しています。
めちゃくちゃ充実した内容です!
私は、
スコア徹底分析(其の一)小林恵子と鈴木英史と読む『五月の風』
に参加しました。
↑2016年5月のユトレヒト音楽院からの風景♪向こうに見えるのはドム塔
『五月の風』は真島俊夫作曲の1997年の吹奏楽コンクール課題曲。
私は同作を秋田県立湯沢高校3年生の時にコンクールで演奏しました。
その思い出を先日ブログに
「今勉強したらもっといろいろわかるんだろうなぁ」
としたためたばかりでしたので、
同講座の案内をTwitterで目にした時は、
なんて運命的♪と感激しました。
講座2時間があっという間に感じる楽しさでした。
以下に楽しかった&学んだポイントをまとめます。
高校生の頃既に、
「これまで聴いたことのない和音だな」
「なんか、日本っぽくない」
と感じていましたが、
今回その理由がスッキリわかりました!
・テンションコード
・II→Vの動き
また、こういった和音を
吹奏楽で演奏する際のやり方も
説明されており、非常にスッキリしました。
アクセント、クレッシェンド。デクレッシェンド等の
音楽的意図をどう読み取るかに新たな視点を発見。
単純に「音を大きく!」ではなく、
意味があって作曲家は記号をチョイスしているわけです。
それを読み取れるだけで、理解が進み
演奏(指導)がスッキリ!!!
真島俊夫さん(1949- 2016)が本作について
どのように語っていたかを、交流のあった
鈴木英史先生や小林恵子さんが講座中に
お話してくださいました。
近代吹奏楽作品に取り組む際の強みはここで、
作者の考えや解説を実際に知れること。
加えて、真島作品の演奏の仕方についても
言及されており、今後の演奏機会が楽しみになりました。
これは、《桃太郎バンド》指揮者でもある
小林恵子さんが、心から仰っていたことで、
本当に共感しました。
奏者にこの分析結果を事細かに全て伝えることは
分析の目的ではないですね。
私は、社会人楽団や吹奏楽部さんとのワークに情熱があります。
そして、作品の意図をいかに充実してハッピーになる合奏やパート練習
につなげるかが私の仕事。
間違っても
「なんでそんなこと知らないの?」
なーんてことはNGなのです。
時々、アドバイスや指導のバックグラウンド(根拠)として
西洋音楽の仕組みと楽曲分析の結果について
シェアしながら取り組んでいくのが私はいいな❤️
専門的に勉強した人間として
このような知識や知恵を通して
愛好家の方々をサポートするのが私のミッションだから。
*これも私がアマチュア時代に
“吹奏楽部の怖いお姉さん”だったことを
大大大大反省して行き着いたことです。
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他にも感激したことは沢山あるのだけれど、
書ききれない!
でも声を大にして言いたいことは
作曲家ってすごい!
やはり、敬意を評して作品の意図を
プロジェクトするコーチや演奏家でありたいと
改めて心に誓った2時間でした。
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そして、鈴木英史先生がお元気そうで何よりでした。
相変わらずの「鈴木英史節」が聞けて嬉しかったです。
そう、鈴木先生が湯沢高校にレッスンに来てくださったあの夏は
1997年でしたね。『5月の風』の年。
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Online夏の桃太郎フェス2020は、
まだまだ注目の講座が目白押し。
私はこの後
8/1の金管のチューニング
8/4のブルグミューラー分析
8/15の吹奏楽の歴史ダイジェスト
に申し込みをしました。
オンラインでこんなにも充実した講習会が受講できるなんて。
なんていい時代になったんだ😭
技術よありがとう。
そして、これほどの大規模なウェビナーを
運営なさっている《桃太郎バンド》のみなさん、
ありがとうございます!
ご興味ある方、ぜひぜひご参加ください!
受講料も格安ですし、zoomウェビナーなので交通費もかからない!
「私には難しいかなぁ」なんて方も
まずは一度覗いて頂けるのではないかと♪
日本ウインドアンサンブル《桃太郎バンド》のサイトはこちら
Online夏の桃太郎フェス2020特別サイトはこちら
Stay healthy, calm, and smiley
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