36年前、ニューヨークに来たばかりの頃、わたしは婦人画報と25ansに毎月連載記事を送っていました。
Rish NY撮影/Rumi Common
当時の連載は毎月大変だけど楽しみでもありました。
当時のニューヨークにまだ存在した”社交界”に身を置く女性たちのところに取材に行くのです。
目から鱗なことが満載。
いや〜日本の常識はニューヨークの非常識だし、日本の非常識はニューヨークの常識だったりする。
それを確認する作業は本当に楽しかったです。
さてそんなある日、連載とは別に「ニューヨーク社交界」の人たちが絶大なる信頼を寄せていた離婚専門弁護士さんにお話を伺う機会がありました。
当時の日本ではまだ、離婚専門弁護士なんてカテゴリーは存在しなかったんじゃないかなぁ。
さらにどちらか一方が裕福な場合、結婚前にプリナプチャルなる合意をするケースもあるんです。
つまり離婚前に裕福な側が持っていた財産は、離婚の際の財産分与から外すという合意です。
それもへ〜っと思ったし、どちらが浮気をしようが、プリナプがない限り、財産はキッパリ半分ずつに分けるというのもええ〜って感じでした。
日本ではだいたいにおいて、夫がどんな資産家でも妻には雀の涙ほどの慰謝料しか出なかったと記憶しています。
取材したその弁護士さんは女性です。
当然彼女のクライアントは女性側が多く、彼女のアドバイスにも本当に驚きしかありませんでした。
例えば。。。
✔️離婚訴訟に出向くときは、自分が持っている一番高価な服装でいく。持っている宝石もじゃんじゃんつけていく。
そのココロは。。。
普段の生活がそのレベルで月々の生活費はこのぐらいかかる、と大風呂敷を広げるため。笑
つまり離婚後も離婚前と同じ生活レベルを保つことが慰謝料の金額の前提となるのです。
服装は、その額を最大に引き出すための戦略の一環なのです。
高見えのわかりやすいお洋服でシャネルスーツを勧めてらっしゃいました。
そう、言い方は悪いけれど、取れるだけ取るのが弁護士の仕事ですからね。
そして離婚弁護士の報酬たるや、呆れるほど高いんですよね。
さて、その弁護士さんがおっしゃったことは、今思い返しても、次の人生ステージをできるだけスムーズに進むためにとても大事なことばかりだと思いました。
細かいところでは、離婚した後、こんなことをすると良いとクライアントに伝えるそうです。
✔️マニペディ、スパ、フェイシャルに行き自分を労わる。
✔️親しい女友だちとこれまで行きたかったところを旅行し魂を解放する。
✔️自分を否定したり、卑下したり、間違っていたとは認めない。
✔️離婚は自分に落ち度があったからではない。
ああすればよかったのかも。
こうすれば離婚に至らなかったかも、と考えない。
単に二人の相性が悪かっただけ。
それをお互いに認め、自分に一番良い条件で再スタートを切ろう。
暗いジメジメした感じは微塵もなく、サバサバした感じなのです。
これがアメリカ人たる所以、彼ら、彼女たちの強みなんだわね、と独り納得しました。
次のステージにスムーズに行くために、その離婚弁護士さんがおっしゃっていた、とにかくこれから待っている「楽しいこと」にフォーカスすることにしたのです。
一つひとつ、イエスが増えていく頃には、きっといい感じで次のステージに進み、どんどんそちらで開運していくことでしょう。
※もうご存知の方も多いと思いますが。
次期ニューヨーク市長マムダニが、トランプと初めての会談をしました。
トランプは、「コミュニストのマムダニには予算を与えない!」
などと言っていたのですが、今回の会見は大成功だったようです。
トランプ氏は、会談後記者団に対し「思っていた以上に多くの点で合意した」とし、
「われわれには一つ共通点がある。われわれが愛する街(ニューヨーク)を発展させたいということだ」と語ったそう。
これ、今後の撤回がなければこんな嬉しいこともありません。
やっぱりマムダニさん、神がかったコミュ力をお持ちの方なんですね。

