夫の弾丸トロントと家族写真 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

今週末は、義母がらみの諸手続きのため、夫がカナダのトロントに行っていました。

 

義母は生粋のアメリカ人ですが、70年前にアメリカを出たまま、ソーシャルセキュリティの登録をしていないため、複雑な事情が発生し、長年住んでいたカナダで面倒な手続きが必要なのです。

 

 

トロントでは、夫の親友Cくんのお家でお世話になっているようで。。。

かなりストレスを抱えていましたので、Cくんたちが一緒なら少し安心です。

 

また、義母の40年近い元パートナー(夫の父親ではない)は、彼女が飛び出したあと、寂しくお一人でお住まいだったのですが、足が不自由なこともあり、とうとう介護施設に入ることにされたようです。

 

ゆくゆくは家も売却するそうで、彼の家に義母が置いてきた服や身の周りのもの、彼女所有の家具などをなんとかしてほしいと言われ、その処分も夫が引き受けることになりました。

 

 

書類上のあれこれプラスこの作業。

 

こういうのって、きっと精神的にも疲れるだろうなと思います。

そんな時、高校時代からの親友のCくんはありがたい助っ人です。

 

 

ところで、義母彼の所持品を整理していてこんな写真が出てきたようです。

 

 

 

夫の両親と隣人の子供たちと。
義父の膝に座っているのが夫ですって。
義父は神学を勉強したドクターであり
カナダのヘビー級ボクシングチャンピオン
スキーやピアノの達人でもありました。

 

 

 

 

亡くなった夫の兄と夫
ロンドンの学校に通っていた頃
日本の田舎でお転婆だったわたしが
将来このぼくちゃんと
結婚するなんてだれが想像したでしょう。
人生ってほんと面白い!

 

 

 

それから、こんなお写真も。

 

 

義母の叔母ローラさん。
第二次大戦中パイロットとして
物資の輸送を担当していたそう。
女性は軍には入れず
戦闘機に乗れなかった時代。
写っているのは
パイパーエアクラフト社の飛行機

 

 

 

夫の大叔母さんに当たる故ローラさんには、20年以上前一度だけお会いしたことがあります。

文武両道で才色兼備多才な方でしたが、生涯独身を貫かれました。

 

お目にかかった時は、80歳を超えていらしたと記憶していますが、矍鑠とされ、とても気があって話が弾んだことを鮮明に覚えています。

 

最近いろいろと考えてしまいます。

 

両親が相次いで亡くなった後、両親と一緒に暮らしていた弟と義妹は、家の中の整理など大変だっただろうなと。

義妹は母の遺品に混じり、わたしたち娘の所持品などもテキパキと整理してくれました。

 

わたしたちは血が繋がっているので、あれもこれも捨てられなかったことでしょう。

膨大な「モノ」を片付けるのってエネルギーがいりますよね。

 

両親が亡くなって整理され、見違えるようにすっきりした弟たちの二世帯住宅は、わたしが生まれ育った家ではありません。

だからもはや、わたしが帰る場所ではありません。

 

それはたまらなく寂しいことでもあるけれど、わたしの居場所はもうニューヨークにしかないと腹をくくる時期なんだなと思いました。

 

一方で、わたしもそろそろ負の財産(他人には片付けが大変な無用の所持品)をたくさん遺して、娘に迷惑をかけないよう少しずつ片付けていかないといけないなと思いました。

 

 

義母のことではまだまだ宙ぶらりんで不安材料がたくさんあります。

けれど、まだ起こってもいない先のことを心配するより、まず今できることをして、今この瞬間を十分に味わい尽くす。

 

そんな瞬間がどんどん積み重なっていけば、きっと良い場所に辿り着ける。

 

最終的には、茶の心一期一会なのだなとしみじみと感じました。

 

 

 

 

 

!別ブログでファッションや旅行などを中心に書いています。

人生初めてお茶を習い始めたのですが早くも壁にぶち当たっています。

 

!今日のエクササイズ

今朝は久しぶりにvinyasaヨガのクラスに行ってきました。

最近は体幹を鍛えるピラテス一辺倒だったのですが、ピラテスのクラスはすぐ満席になってしまい、取れませんでした。

急遽ヨガにしたのですが、今日はヨガで良かった!

わたしのただでさえ硬い体、さらに硬くなってました〜。

60代後半ともなると、現状を維持するだけでもそれなりの努力をしないと、ですね。