娘の大学時代の友人には、親がビリオネアだったり、遺産で食べている人たちが何人かいます。
そして子供たちには信託財産があります。
そんな人たちってお金は使い放題なのかなって思いますよね。
ところがそうじゃないのです。
一年間に、または月々手がつけられる金額は決められており、加えて若いうちは、その信託財産へのアクセスがなかったり、存在すら知らされてない子もいます。
小さい頃からそのお金を当てにしないで生きる術を身につけてほしいという親心と、使うのは簡単だからあっという間に食い潰してほしくない切実な思いがあるのでしょう。
リタイアした後に、それまで貯めてきたお金をどう使うかを考える時、スケールは違うけれど、遺産や信託財産のある人たちのお金の使い方との共通点を発見しました。
先月東京で開催した「お金」のトークショー。
お越しくださった方々は、人生後半の資産形成について本当によく備えていらして感心しきりでした。
また、アメリカの401Kに当たる新NISAに加入されている方も多くて「ブラボー!」です👏👏👏
特に若い方が熱心で心強いです。
素人にわかりやすく経済や金融を語るのが
天才的にお上手な伊井哲朗氏と。
もうかれこれ15年ほどのお付き合い。
この日もわかりやすいお話を
ありがとうございました。
たくさんの方とお話しさせていただき、一つ気づいたことがあります。
多くの方は将来に備え、投資や貯蓄はされているのですが、その売り時(出口戦略)については漠然としていることです。
特に、リタイアしたタイミングで積み立ててきた投信や貯金は「解約するもの」と考えている方が多いことに気づきました。
そこで今日の記事となります。
あなたが、貯金はリタイアしたタイミングで「解約」するものだと考えていらっしゃるなら、ちょっと待って!
解約するとその際、利息分に20.315%の税金がかかります!
そうまでして解約したお金はどうしますか?
そのまま畳の下に置いておき必要な時に取り出して使いますか?
あなたがまだ60代でしかも健康であるなら、この先30年40年は元気に生きる可能性が高いです。
さらに、80代後半から病院、介護施設、医療費などがかなりかかるようになるかもしれません。
そこで解約してしまえば次の投資先を見つけない限り、そのお金は利子を産むこともなく目減りする一方です。
ではどうすれば良いのか。
我が家では、月々定額を定期売却しています。
これは解約する一括売却とは異なり、保有資産を定期的に少しずつ取り崩していくパターンです。
毎月一定額を積み立てる「積立投資」の逆と考えていただくとわかりやすいかもしれません。
昨年、アメリカの社会保障年金をいただけるようになったタイミングで、
・これまでしてきたミューチュアルファンドへの月々の積み立てをやめた
・逆にミューチャルファンドから月々、総額の約2%を定期売却し始めた
これはわたし個人名義の口座でしており、このお金は月々のお小遣いとして使うことができます。
なんとなく毎月臨時収入が入るみたいで、ワクワクします。
夫と共同の投資や貯蓄分も同様に、生活費やバケーション代は、月々定期売却したものを充てています。
月々売却する金額は、総額に対する%が利子分を下回るように決めているため、使っても総額が減ることはありません。
定期的に売却するメリットは、市場の値動きに一喜一憂しなくてよいことや、月々現金化した資産以外は引き続き運用が継続されることです。
投資信託にはこの良さがありますよね。
切り崩しながら、一方で運用を続けて資産寿命を伸ばすことができるのです。
これはまさに、遺産や信託財産がある人たちのお金の使い方と同じです。
金額は大きく違うものの、毎月決められた金額が信託基金から振り込まれる。
それを生活費に充てるのです。
平均寿命が伸びている今日、「資産寿命を延ばすこと」も考えて、命が続く限り、悠々自適の生活を送りたいですよね。
最後に。。。
アメリカの401Kに当たる新NISAは最後までそのままにしておくといいと思います。
一定金額までは非課税なんですもの。
本当にお金に困ることになった時のためにとっておいて、その非課税枠の恩恵に十分預かりましょう!
ちなみに我が家でも401Kはまだそのままにしています。
※新NISA(少額投資非課税制度)
金融庁のサイトより
年間240万円の投資枠まで非課税
非課税保有限度額1800万円。
プライベートなことを日記的に書いている別ブログもお立ち寄りくださいませ。
生まれて初めて行った大分。素晴らしすぎました!