夜のセントラルパーク
今思い返すと、一人でニューヨークに来た89年からつい最近まで、ずっと、将来収入の道を絶たれ、蓄えも底をついたらどうしようと、いつも心のどこかにそんな心配を抱えていたように思います。
そうなんです。
意外かご想像通りか、根は心配性なんです。
そんな心配からやっと解放されたのは、実は夫がセミリタイアしてからなんです。
程なく、わたしの保険はメディケア(高齢者保険 笑)に代わり、昨年社会保障年金もいただけるようになり、夫に、もう十分に蓄えはあるから、これからが使う時代の始まりだよ、と言われてからです。
どんなに若くても、就職がうまくいかなかったり、現在の仕事で十分な収入を得ていないと、将来への不安は残りますよね。
お気持ちわかりますとも。
さらに、収入が減ったタイミングで、それからの生活費などをどうするか。
でも、こうも言えると思います。
心配なぐらいでちょうどいい。
アッパーウエストのサンレモを臨む
今、日本では、80代になってみて、まだまだ元気なのに、すでに貯金は底をつき、年金だけでは暮らせなくてお困りの方が多いと何かで読みました。
今なら健康寿命はともあれ、人生寿命は100歳までいけるかもしれません。
ということは通常のリタイア年齢が60代とし、その後の30−40年の暮らしをどうするか。
ここのところが心配のタネですが、ここをきちんとしておけば、安心してリタイアできます。
とはいえ、30代、40代ぐらいまでは、まだまだ子供の教育費など目先の出費で精一杯でなかなか考えるゆとりがないですよね。
ならば、考えることはせず、とりあえず定期的に、一部を手がつけられない場所に置くシステムを作りましょう。
例えば、わたし自身やってみて大正解だったと思う積立投信とか。
積立の凄さは、手をつけないまま年月が経てば経つほどわかります。
ボートハウスのレストラン
数々の映画の舞台となりました。
さて、積み立て投資を初めて何十年も経って、さあそろそろとなった時、どうするか。。。
先の記事にも書きましたが、「まずは解約」と考える方がとても多いことを知りました。
でも、解約はちょっと待って、なのです。
解約するとその際、利息分に20.315%の税金がかかります!
つまりついた利息の5分の1は税金でもっていかれます。
そうまでして解約したお金はどうしますか?
そのまま畳の下に置いておき必要な時に取り出して使いますか?
それだと昨今のインフレ進行中、価値まで目減りする一方です。
ということで、解約ではなく、切り崩し戦法なのです。
詳しくはこちらの記事へ
こうすれば、切り崩しながら、一方で運用を続けて資産寿命を伸ばすことができるのです。
もちろん株式投資や不動産投資も有効です。
でも、長い目で見れば、積立投信、わたしは絶賛お勧めです。
20代から始めれば、50代で10倍、20倍も夢じゃない。
わたしは6月で一旦リタイアしましたが、まだまだ投信 or mutual fundは継続しています。
積立はやめましたが、今もまとまったお金が手元に入った時は、使う予定がないものは投信に入れています。
一方で切り崩しながらも、まだまだ投資は続けます。
わたし個人の切り崩しに関しては、今は約2%の金額が毎月、自動で振り込まれる設定にしてます。
でも、1つの投信からだけなので、夫がもっと金額を上げてもいいと思うよ、と言ってくれてます。
リタイアした時、手元に十分なお金と健康があって、家族や友人がいれば、まさにこれです。
人生、一瞬先は薔薇色
でも、この状態がいつまで続くかは神のみぞ知る。
(と、こう考えるのは心配性ゆえ)
だからこそ、備えあれば憂いなし、ということで。
今日の記事はやっぱりこれで締めましょう。
人生、一瞬先は薔薇色
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一月遅れで直射日光に強い紫陽花が咲きました。