ニューヨークでは初対面で聞いてはいけない質問 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

正確にいうと、聞いていけないというより、聞くと、ニューヨークでは確実に印象が悪くなる質問という意味です。

 

初対面で聞かないほうがいい質問。

何だと思いますか?

 

年齢。。。はい、これは今や常識です。

アメリカでは履歴書にも年齢を書く欄はありません。

 

年収。。。はい、これも聞けば論外ということになるでしょう。

 

でももう一つあるのです。

 

 

 

 

 

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たまにレストランで隣り合わせたお席の人たちが

明らかに初デートという場面に出会します。

ついつい会話が聞こえてきてしまうのですが

5分も聞いているとうまくいきそうなカップルか

そうでないか何となくわかっちゃうんですよね。

お互いの目とか表情とか

会話のスムーズさで。。。

 

 

 

 

 

出会い方にはいろいろあります。

かつてニューヨーカーの間でとても多かったのはブラインドデートでした。

 

当時は治安も悪く、ナンパされて知らない人と知り合うなんて、危なすぎました。

 

だから、だれかに紹介してもらい、紹介者なしでいきなり二人が会うブラインドデートが安全な知り合い方となったのです。

わたしも夫とブラインドデートで知り合いました。

 

 

最近はアプリで出会うのがすっかり定着しました。

 

どんな出会い方であれ、最初初対面の人との会話は気を使いますよね。

 

そこで今日は、今どきの、初対面ではしないほうがいいとされている質問についてです。

 

 

それについて娘とわたしは同意見でした。

「そうだよね。いきなりそんなこと聞かれたら身上調査をされているみたいで嫌だよね」

となりました。

 

 

 

今週末、娘が出かけた先で

今どきZ世代では珍しい

大きくて高価そうな時計をした

自信満々に見える男の子に

(実は自信のなさの裏返しだったのかも)

まさにその質問をされたそうです。

 

 

娘は、「そんな質問は退屈だわ」

と言って答えなかったというのです。

 

 

それに対し、夫はその質問の何が悪いのかわからないというのです。

 

「可哀想だよ。質問に答えないばかりか、せっかく話題を作ろうと話しかけたのに、つまらないと邪険にするのは」

と、夫はずっとその男の子の肩を持っていました。

 

 

すると娘は、ニューヨーク誌にも、初対面の人にその質問をするのは、階級主義的である。

まずは他のトピックを選んだほうがいいと書いてあったとメールをしてきました。

 

 

二人のやりとりが面白すぎて。。。

 

 

さて、その階級主義につながるのはどんな質問かというと。。。

 

 

「仕事は何をしているの?」

というものです。

 

ええ〜っ!

なぜこの質問が階級主義につながるのか。

しかもアメリカで階級主義だなんて言葉を聞くと、今どき、、、って思いますよね。

 

 

けれど、意外や意外、アメリカ人は保守的だし、アメリカは階級社会であると言って間違いなさそうです。

 

 

そうそう、思い出しました。

わたしがニューヨークに来たばかりで30代だった頃。

 

ヨーロッパ人がとても多いエクスクルーシブなクラブに行くと

ヨーロッパ人の男の子たちはすぐにこう聞きました。

 

「君のお父さんは何をしているの?」

これには流石に驚いてしまいました。爆

 

 

 

 

 

 

 

日本も江戸時代までは職業に歴然とした階級差がありました。

士農工商です。

 

インドにもカースト制があります。

 

こんな具合に職業で階級とまでは言わなくても、だいたいの年収や学歴を判断する傾向は、やっぱりアメリカにもあるのです。

 

 

 

 

職業や職種、仕事を聞くことで

人は年収や社会的ステータスを

ジャッジしがちです。

 

 

 

だから今でも

初対面の人に職業を聞くのは、いきなり最終学歴を聞くのと同じぐらい不躾な質問なのです。

 

 

 

 

パンデミックを経験し、今は思うような仕事に就けなくて、「つなぎ」の仕事を止むを得ずしている人も多く、そんな時に、仕事は何? と聞かれて堂々と答える気にならない人もいるかもしれません。

 

 

いくら職業に貴賎はないと言っても微妙です。

 

 

 

似たようなバックグランドの人が集まることが予想できる、例えば寄付金集めのパトロンのパーティや、会社関係者やそのクライアントが主に集まるパーティなら別だけど。
 
 
いろいろな職業の人が入り乱れて集まりそうなときは、まずは仕事のことはいきなり聞かず、お天気の話からはじめて(笑)、週末は何をしているかとか、最近見たドラマや映画、本ですごくよかったのは何かとか。
 
そんなところから入るのがいいようです。
 
 
 
そうそう、蛇足ですが、ニューヨークでは、「宗教」と「政治」の話も初対面の人とはいきなりしないほうが無難な話題だと言われています。

 

といいつつ、親しい人たちが集まる会では、宗教と政治の話はがっつり登場します。

なので、何らかのスマートな返答をあらかじめ考えておくといいですね。

 

話題にしないと言っても無関心ではダメな分野で、案外複雑なのです。

 

 

ということで。。。

 

どうぞ良い週末をお過ごしくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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