1960年代〜70年代のニューヨークで
トルーマン・カポーティがスワンと呼んだ、社交界の中心的存在だった美しい女たち。
一時はまるで親友と呼べるほど親しかった彼女たちへの、彼の裏切りを描いたのがMaxで配信されている「トルーマン・カポーティ 真実の確執」です。
トルーマンといえば、19歳にしてすでに賞を受賞する作家として脚光を浴びていました。
23歳で天才作家として有名になり、ジャンコクトーとも面識があったほど。
そうそう、「ティファニーで朝食を」の原作者はトルーマンなのです。
交友関係も華やかでした。
けれど、スワンたちを裏切り、最後は地位も名誉も、運もお金からも見放され悲惨な最期を遂げました。
スワンの一人リー・ラドジウィルとトルーマン。
リー・ラドジウィルはジャッキー・ケネディの妹です。
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スワンたちや社交界の面々と彼がランチをした
「ル・コートバスク」の前で。
スワンの中心的存在
ベイブ・ペイリーと夫のビル。
ビルはCBSネットワークの創設者。
今で言うならジェフ・ベゾスほどの大金持ち
最初は、登場する実在の人物であるスワンたちに興味があり、2回ほど見たのですが。。。
トルーマンがもうね、呆れるほど嫌なヤローに描かれており、見る気がすっかり失せてしまいました。
ざっくり解説すると。。。
1960年〜70年代、ニューヨークにまだ「社交界」という言葉が存在した頃、その中心的な位置で君臨した女性たち、ベイブ・ペイリー、スリム・キース、CSゲスト、リー・ラドジウィル。
ゲイのトルーマンは彼女たちと秘密の話も共有するほど親しくなり、彼女たちがだれにも知られたくない裏の「恥部」も打ち明けられる仲になります。
当時、昼の社交の中心的な場所、レストラン「コートバスク」で繰り広げらてたゴシップやヒソヒソ話。
スワンたちは彼を心から信じてガードを緩め、全てを話してしまいます。
それなのに、トルーマンは彼女たちを裏切って、それを本の題材にしてしまうのです。
才能の枯渇、それゆえのアルコール中毒、どんどん堕ちていくことへのあがきとお金ほしさで、とうとう超えてはいけない境界線を超えてしまうのです。
友人として、オフレコにすべきことでお金儲けをしたのです。
その赤裸々な内容はある女性を自殺に追い込みます。
それにより彼が受けた制裁は社交界からのシャットアウトでした。
そんな内容なので、どんどん見るのが辛くなっていき、そのまま数ヶ月放置していたのですが。。。
風邪を拗らせ退屈なある日曜日。
「英語の勉強のつもり」でまた見始めました。
内容は、「これはみんな引くだろうな」という感じ。
暗い、暗すぎる。
そしてドロドロです。
ドン引きと言う言葉がいかにも相応しい。
登場人物の全員がもう亡くなっているとはいえ、ここまで書いていいの? と言う内容が展開されます。
あまりに赤裸々な描写も多く、これはヒットにはつながらなかったはずです。
それでも、カポーティが作家だっただけあって、会話に使われている単語は英語の教科書としてうってつけ。
例えば、今回知った単語は
「suffused」
the first half of the poem is suffused with idealism
(詩の前半は理想主義で満たされていた)
「amputated」
To save his life, doctors amputated his legs.
(彼の命を救うため、ドクターは足を切断した)
「distortion」
His face is distorted by pain
(彼の顔は痛みで歪んでいた)
いつものように英語字幕をつけてドラマを見ているから、知らない単語をメモできるのです。
もし、字幕なしで見ていたら、スペルもわからず、全く何を言っているのかわからないところもあったことでしょう。
さて、こうして知らない単語を辞書をきちんと引いて学んだ後、もう一度見直してみる。
できれば上記のようにその単語を使って自分でも例文を作り、声に出して言ってみる。
これを「ダウントンアビー」で続けました。
最近は「将軍」でもこれをしています。
30年以上住んでいても、いまだに「ニューヨーカー」誌には知らない単語が出てきます。
最後の10%がなかなか埋まらない。
でも、言っていいでしょうか?
もうかなり前、自分の英語力はどの程度なのか知りたくて大学受験の共通一次テストをやってみました。
(センター試験になる前でかなり昔のことですがニューヨークに来た後のことです)
そうしたら。。。
なんと全部きちんと解けました。
高校時代、英語は苦手だったのに。
それでも日々の実践で知らないうちに上達していたんですね。
とはいえ、それでもいまだに聞き取れないことはあります。
概して、自分が疎い分野の話題は聞き取れません。
最近やっと覚悟ができてきました。
さらに年齢を重ねた後も、日本に帰るチョイスはわたしにはなく、ニューヨークをベースに過ごすことになると。
だからこそ、今年は、まだ記憶力が確かなうちに英語力もさらに強化すべくがんばろうと思います❣️
スワンたちにご興味がおありの方、ファッションだけでもみる価値はあるかも。
ただし、暗いのは覚悟してご覧くださいね。
別ブログで日々のこと、ファッションのことなどを書いています。よろしければぜひこちらも読んでください。