感動したティファニー一流の取り組み | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

このクリスマスにダイヤモンドなどのジュエリーの購入を考えていらっしゃる方。
ぜひ読んでみてください。
 
 
 
2010年のティファニーのAD
 
 
 

!今日はこちらの続きです。

 

実物を見ないで、オンラインで買うと決めたアンティックのビルマ産ルビーのリングは、一転してティファニーのものとなりました。
そのためお値段は高めです。
 
 

けれど、これから書く理由で、ティファニーにならプラスアルファのお値段を払ってもいいと思いました。

ティファニーの偽物を寄せ付けない本気の取り組みや、エシカルであろうとする企業努力に感動したからです。

 

 

 

 

 

ティファニーのダイヤには鑑定書の記載番号と一致するシリアルナンバーが入っています。

しかしこれがね、ただのシリアルナンバーじゃないんです。

なんと、それは肉眼では見えないレーザー刻印なんです。

 

個別登録済みのダイヤモンド(0.18カラット以上)には、独自の「T&Co」シリアルナンバーが、レーザーによって刻印されるのです。

 

このレーザー刻印こそがティファニーの証。

 

しかも、このレーザー刻印をする機械は、なんと5億円ぐらいするらしいんです。

こんなことができるのはさすがティファニー。

 

これではいくらダイヤモンドは本物で、精巧に同じセッティングで作れても、刻印までは同じにできないでしょうから、専門家がルーペで覗けば偽物かどうかはすぐわかってしまいます。

 

 

また2019年より、ティファニーはダイヤモンドの原産地情報の公開も発表しました。

 

 

世界のティファニーで、陳列するすべてのダイヤモンドリングには、個々の原産地情報がわかりやすく表示されるようになりました。

 

なぜ産地情報を公開することが重要なのでしょうか。

 

ダイヤモンドの産地にはとかく、戦争や闇取引、児童保護法を無視しての過労働などの搾取がつきものだからです。

 

それを防ぐために、ティファニーでは、紛争地域で取得され、なおかつ武装勢力の資金源となっているダイヤモンドは断固扱わないと宣言したのです。

 

 

 

ティファニー最高経営責任者のアレッサンドロ・ボリオーロはこうおっしゃっています。

 

「自然の奇跡によって、30億年も昔に結晶化し、地表付近まで運ばれてきたダイヤモンドは、人生の大切な瞬間を共に刻む象徴的な存在です。

ティファニー ダイヤモンドには何ひとつ不透明なことがあってはなりません」

 

「お客様は、ご自身にとって何にもかえがたい大切なダイヤモンド ジュエリーがどこで産出されたのか、どのような流通ルートを経て手元に届いたのかを知りたいと思われるでしょうし、これを知る権利があります。」

 

また、研磨やカットの生産工程も、劣悪な環境下で行わるのが日常茶飯事です。

 

そのように加工された宝石を、知らぬ間に身に付けていることを知ってしまったら。

あまり気持ちの良いモノではありませんよね。

 

加えて鉱山の爆破を伴う採掘による環境への影響の問題もできれば避けたいではありませんか。

 

そのためティファニーは、同社で扱うダイヤモンドのおよそ80~90%をベルギー、ボツワナ、モーリシャスなどの自社工場で研磨、カットをしているそうです。

 

 

 

 
さて、わたしが買うと決めたルビーの指輪には、このレーザー刻印はありません。
なぜなら、この見えないレーザー刻印が開発される以前のものだからです。
 
リングのプラチナ部分のティファニーの刻印から判断すると、20年以上前のものだそう。
(ティファニーは刻印をたびたび変えている)
 
 

ティファニーのリングにある刻印の字体は

年代によって変わっています。

 

 
 
ではこの指輪が本当にティファニーのものだとなぜ判断できたのかですが。。。
 
オーナーのこの一言が決め手になりました。
 
「わたしは委託販売の店ではなく、総額で何億円という宝石を買い取って売っています。
もし万が一その中に偽物が混じっているという評判が立てば、わたしのビジネスはその瞬間から成り立たなくなるでしょう」
 
確かにその会社のオンラインストアを見ると、ティファニーを含め、かなりの量の宝石を扱っていらっしゃいます。
また、オンライン上にはこれまで購入した人による高い評価もたくさん上がっています。
それを書いた人の名前をクリックすると間違いなくアメリカ人であることがわかります。
 
このオーナーはシカゴの方ですが、シカゴのイリノイ州では、盗難品を店で売ることを防ぐため、すべての中古品は売り出す前に盗難品と照会するするため警察に届ける必要があるのだそう。
 
1ヶ月待って、問題ないというお墨がついて初めて売りに出すことができるのです。
 
これは古物商を営むためには、警察の発行するライセンスが必要な日本と似ています。
 
 
 
高額なものであればあるほど、買う際その会社やオーナーをきっちり調べることが大切かと思います。
では何を調べるか?
 
✔️その商品以外にはどんなものを売っているのか。
✔️過去にはどんなものを売ってきたのか。
 
 
また、これがとても大切な点です。
 
✔️オーナーやお店の人の専門分野に関する知識はどうか。
 
わたしが一番重視するのはここです。
わたしが専門家にこだわるのはまさにここなんです。
 
 
 
ティファニーのサステイナブルな取り組み

https://www.tiffany.com/sustainability/

 

 

 

 
どうぞ今日も良い1日をお過ごしくださいませ。
 

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