桁外れにお金持ちの人との付き合い方 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

 

 

世の中には、自分の想像をはるかに超えるライフスタイルを持ち、一般人のスタンダードで考えるととんでもないお金の使い方をする人がいるんだな、とニューヨークを離れるたびにしみじみ思います。

 

 

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ロンドン、スローンストリート近くの瀟洒な住宅街

ベントレーやランボルギーニ、アストンマーティンが普通に縦列駐車されている。

 

 

 

ニューヨークアッパーイーストに住んでいると、娘が通った私立校にも、親がビリオネアで、おうちには料理人、セキュリティガード兼運転手、専業主婦のお母さんの私設秘書(トラベルアレンジメントなどをする)、別荘の庭師、ナニー、お掃除担当の人など、「スタッフ」を抱える子たちが各学年に数人いました。

 

でも、娘が通った学校の校風かもしれないし、ニューヨーク全体の風潮なのかもしれないし、長年治安が悪かった影響かもしれないのですが、彼らの多くは意外にも「地味」です。

 

マディソン街を歩いていても、バーキンや、今垂涎アイテムのミニケリーを持っている人はまず見かけません。(ホントに)

 

あ、いらっしゃるわ、と思うと大抵はヨーロッパ人です。

 

 

ところが今回ロンドンに来て再確認しました。

ああ、ここにはとんでもない桁外れの大金持ちがたくさんいる。

 

 

 

 

例えば、ハロッズのあるナイツブリッジやボンドストリートあたりに行くと。。。

 

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見るからにお金持ちそうなアラブの富豪家族をたくさん見かけます。

 

 

 

 

ヒシャブとブルカをお召しの方がとにかく多い

 

 

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ヒシャブ、もしくは顔や体を覆い隠すブルカ、大きな布で全身を覆い隠すチャドルを着た女性たちが大体は友人と連れ立って歩いています。

 

ある日、ハロッズで見かけた五人組は、若い男性二人、女性三人でした。

 

全員が大きなエルメスのオレンジバッグを持っていました。

女性はブルカを着ており、一人はその上からピンクのクロコ20cmミニケリーをたすき掛け。

 

 

五人であんな大きなエルメスのバッグを持っていては外ですぐに盗難のターゲットになりそう。

一瞬そう思ったのですが、外に何台か並んでいて運転手さんたちが退屈そうに待っていたベントレー数台を思い出しました。

 

ああ、すぐにあの車に乗り込むんだな。

なるほど。なるほど。

 

お金は石油と一緒で、彼らに取っては湯水より簡単に湧き出てくるのでしょう。

 

 

また、アフタヌーンティに行ったブラウンホテルでは、フロアマネージャーが、角の目立たない席を指して、

「あの席は1年に4ヶ月だけ毎日通ってくるマダムの指定席なんです」

と、おっしゃるのです。

 

 

そのマダムは6月から9月までロンドンに滞在し、その期間は毎日お一人でいらっしゃるのだそうです。

ブラウンホテルのアフタヌーンティは一人1万円以上です。

 

しかも、いらっしゃれない日は、運転手が取りにいらっしゃるそう。

 

サウジの60代のマダムだということでした。

きっとその近くの豪邸にお住まいでしょうが、お一人で寂しくしてらっしゃるのではと勝手に想像してしまいました。

 

 

 

一方、ニューヨークではヒシャブやブルカを巻いた人はほとんど見かけることはありません。

ずっとサウジアラビアやイランとの関係が悪いため、アメリカに来ようと思う人が少ないのでしょうね。

 

また高級スポーツカーを見かけることもまずありません。

マンハッタンはとにかく道路の状態がひどく悪いため、車高の低い車はすぐに道路の穴ボコで車体を擦ってサスペンションが壊れてしまうでしょう。

 

それもあって、高級車を見かけることもまずないのです。

が、郊外のハンプトンやコネチカットに行けば、ランボルギーニが道端に縦列駐車されていたりします。

 

 

 

一方、ニューヨークには悲しくなるほどの貧困に喘いている人も大勢います。

こんな不条理なことがまかり通って良いのか、と他人事ながら怒りが沸々と込み上げ、なんとか手立てはないものかと、若い頃は夜も眠れなくなるほど心を痛めたほどです。

 

 

これはロンドンも然りだと思うのです。

貧富の差はどんどん広がっているのではないかと思います。

 

最近は日本でも格差が広がっていると聞きます。

が、それでも日本は世界レベルではまだ貧富や教育レベルの格差は小さい方だと想像します。

 

 

 

一歩世界に出ると、例えばニューヨークでは、数十ブロック内での貧富の差が激しすぎて、ここで育つ子供たちは、かなり小さい頃にショッキングな洗礼を受けることになります。

 

 

娘は高校時代、50ブロック先のハーレムにある小学校に、英語と算数の宿題を教えるボランティアに通っていました。

その学校に通ってくる子たちの親はアメリカ人ですが英語が話せないため、おうちで宿題を見てあげられないのです。

また、生活保護を受給している家庭がほとんどです。

 

 

 

学校には、高校生になると奨学金をもらって遠くから通ってくる女の子たちが数人、転入してきます。

中には、聞くも涙、語るも涙の、日本ではちょっと考えられない苦労をしている子たちもいました。

 

親が共に19歳の時に生まれたある女の子は12歳で親と引き離されます。

両親が共にドラッグ中毒だったから。

それからお祖母さんに引き取られますが、お祖母さんが病気になられ、クラスメートのうちで1年以上暮らしました。

 

彼女にとって、勉強をすることが、ストリートで暮らすことから脱出できる唯一の手段だったのです。

 

みんな高校生ともなると、髪を振り乱して勉強をしていましたが、その彼女たちの取り組み方は、さらに上をいくがむしゃらなものでした。

 

勉強は、まともに生きられる大人になるための唯一の手段だからです。

 

ビリオネアの親を持つ子供たちも、そんなクラスメートを身近に見ているため、親の収入=自分のもの=自分もお金持ち=自分は偉いという図式に甘んじることはありません。

 

 

 

とはいえ、小学生の頃、ビリオネアのお嬢さんと親しかった娘は、今なら笑えるけれど、当時は親として目が点になったこんなことがありました。

 

それゆえに、いい意味で貧富の身近なせめぎ合いに対する理解と思いやりが育まれるのだと思います。

 

 

 

 

一方、娘は大学生になると、世界中から集まる想像を超えたスーパーリッチの親を持つ友人たちとのお付き合いや距離の取り方も学ぶ必要もありました。

 

 

ヨーロッパやアラブ諸国のお金持ちは、ニューヨークのお金持ちとはお金の使い方がかなり違うからです。

そのため、いろいろな洗礼を受けましたね。笑

 

 

 

 

上には上がいる。

 

けれど下には下もとことんいる。

 

 

そんな不条理な世の中で、

世界をより良い場所にするために、

熱いハートと冷めた頭で少しずつ前進するために。

 

上を見て臆することも卑下することもなく、

 

下を見て、見下したり、傲慢になることも

胸を痛めすぎることなく、

 

自分が置かれた立ち位置や、

身の丈をそのまま受け入れ、

自分軸をぐらつかせることもなく、

自分らしくできることをする。

 

そんなことを学べたことは今では大きな財産になったのではと思います。

 

 

ここではまず、桁外れのお金持ちとのおつきあいについて、過去記事でまとめています。

よろしければ、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

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