今や絶滅の危機に瀕していると言っていいマナーの一つが、手書きのカードや手紙をしたためることではないかと思います。
Eメールなどでサクッと送ってしまえますものね。
そういえば、気がつくと自筆で何かを書く機会はどんどんなくなっていませんか?
わたしもまさにその一人だったのですが、最近、また万年筆の魅力を再発見して以来、お手紙やカードを書くのが楽しくなりました。
そして、書いて送ってみると、想像を超えるほど喜んでもらえる。
日本への手紙は、帰国時に購入した瑠璃色の便箋を購入し季節の挨拶から始めます。
または、こちらで見つけた可愛らしいサンキューカードにぎゅっと気持ちを込めて。
一方、娘たち(26歳Z世代)も、「お返し」や「お礼」をカードに花も添えてきちんとする子がけっこう多くて、彼女たちがその最後の世代でなければいいなと思います。
思えば、娘たちが小学校低学年の頃、バースデーパーティの後には必ず、出席してくれプレゼントを持ってきてくれたお友だち全員に、本人自らが辿々してくても手書きで、サンキューカードを書く習慣がありましたっけ。
フェミニズムをリードするような女子校でしたが、こういうガラ系のマナーや、セレモニーの際のドレスコードはそれなりの伝統を引き継いでいました。
高校卒業式は白いドレスを全員が着ます。
親がカードを書く習慣を持つ家の子供たちには、そのガラ系マナーが身についている子が多いように思います。
また、娘の大学時代の、ヨーロッパから来ていたやんごとなきお家柄出身の子たちは、お礼状にはお花を添えることがスタンダードとして身についていました。
お花を贈る習慣もいいなと思います。
いまや、日本の礼儀正しいおば(あ)さんの間でしか存在しないようなマナー。
いわゆる絶滅の危機に瀕しているガラ系マナーですね。笑
でも、お礼はメールじゃなく
お花や手書きのカードにすると人間関係まで変わり始める気がします。
そんなインパクトを感じています。
私が愛用しているのはこちらです。
こちらはお安いのに書き味は高い万年筆とほぼ違いなし。ついバックアップに2本購入。
別ブログでファッションのこと、プライベートなことなどを書いています。
よろしければこちらもお立ち寄りください。
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