ニューヨークでは、今月末にメモリアルホリデーの祭日があり、その日を境に避暑地ハンプトンへの大移動が始まります。
サウスハンプトンやイーストハンプトンには
高い垣根の反対側にこんな別荘が
延々と並びます。
梅雨のないニューヨークは6月が一番いい季節です。
湿気が少なく、晴れの日が多く、しかも暑すぎないから。
爽やかな風に頬を撫でられ、涼しいリネンや透け感のあるジョーゼットが似合う季節です。
そしてメモリアルデーの祭日が終わると、それまで真面目一辺倒だったコンサバな仕事に従事するニューヨーカーたちが、解放されて意外な顔をのぞかせるシーズンでもあります。
ニューヨークに本社をもつ最大手投資銀行のCEOもその一人。
あまりに意外な裏の顔をお持ちでのけぞってしまいました。
ハンプトンで一番立地がいいレストランDocker's
ニューヨークで働く20代、30代は、夏の間だけ友だち数人と別荘を借ります。
頭割りしてもかなりの金額になるのですが、それでも友だちとハンプトンの別荘をシェアする人のなんと多いことか。
少し無理をしても年間予算の中に、この費用を組み込んでおくという人もいました。
夏の3ヶ月の間、毎週末アスファルトジャングルで過ごすのではなかなかストレス解消がうまくいきません。
かなりのストレスを抱えながら働いているからこそ、週末別荘で過ごす時間は魂を癒す手段なのでしょう。
今年、法律事務所や金融関係などの大手では、すでに週に5日間オフィスへの出社が義務付けられたところがたくさんあります。
だから、平日は鬼のように働き、週末は、パチンとオンのスイッチをオフにして、鎧のような戦闘服も脱ぎ捨て、全く雰囲気の違うカジュアルな服に着替え心身を解放するのです。
このオンとオフの切り替えの重要性は
彼らが高校時代、部活で疲れ果て、
深夜すぎても終わらぬ宿題を抱え
泣きながら取り組んだ熾烈な受験勉強から
学んだことなのかも、と思います。
そう、オンとオフの切り替えの上手な人の中には想定外の裏の顔を持っている人がいます。
例えば今のゴールドマンサックス(業界トップの投資銀行)のCEOは週末はDJの顔を持つそうです。
しかも本格的で、
昨夏はブリッジハンプトンで
大勢を呼んでコンサートを開き、
かなり音量が大きく、
近隣から苦情が出たとか。笑笑
平日は勉強や仕事に忙殺されても
金曜日だけは別。
金曜日の夜だけは
何もしない日と決めて心を切り替える。
娘やその友人たちは
この切り替えスイッチを
メイク、着るものを
ガラッと変えるタイミングで
ぱちっと押していたと記憶しています。
そんな彼らは、大人になり親になっても、
金曜日は子供たちを預けて
夫婦でたとえ近所に2時間だけでも
デートに出かけたり。
その時は、パートナーを意識した服に着替えます。
20代の娘たちの週末着はまるでコスプレのようです。
平日は袖付きの服で隠していた
1年間限定の腕のタトゥを見せ
深夜2時過ぎから
ブルックリンのクラブに行くことも。
まあいいですよね。
これもあと数年で飽きることでしょう。
そうでなくてもゴールドマンサックのCEOのケースもあるし、好きが高じて案外意外な方向に運が転じて行ったり。
まあ、数年間堅気の仕事を経験したのだからそれもいいじゃないかと思います。
少なくとも今の仕事を通じて、
生涯役にたつ、投資と財テクは学んだようです。
反対しても聞かないのなら、応援しよう。
この長いものに巻かれる精神は
娘が思春期の頃学んだ、親なりの
ストレスの低い生きる術です。笑
ところで、
先日、娘が大好きなD Jがいる
ブルックリンのクラブに行ったら
普段は来るはずのない
高校時代の友人Sちゃんがいたそうです。
話を聞くと、彼女の会社の
クリエイティブディレクターが
週末だけD Jの顔も持っていて、
彼女の演奏を聴きに、
初めてクラブに来たのだそう。
いつもダラダラと仕事をしがちなわたしの切り替えスイッチは、旅行をしたり、週末の家に行くときに入ります。
素足にサンダルを履き
プリント柄がきれいなワンピースに
袖を通せば、ふぅっと
肩の重荷が軽くなっていくのを感じます。
袖以外全体にパープルのジョーゼットの裏地を張ったミモレたけラップワンピース。
黒ばかり着ているわたしが着ると、夫や娘が「お〜」と本気で喜んでくれます。笑
ラップワンピースはやっぱり永遠ですね。
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