第二外国語が上手いと褒められる本当の理由 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

娘の第二外国語は日本語です。
 
小学校4年生まではかなり肝入りで夏は日本で小学校の体験入学までして、頑張りました。
 
でも、結局アメリカ人として育つことが前提でしたし、将来、日本に住む予定もなかったので、第二外国語として話せて、簡単な読み書きができればいいと考えていました。
 
あとは本人次第。
 
本人にやる気があれば大人になってからでも学べるのだから、小学校までにその基礎だけ築いてあげようと考えました。
かなり目指すところが低いでしょ。はい、そうなんです。
 
うちは両親共に日本人というわけではないので、とりあえず日本が好きになってもらえればいいと敷居は低く考えていました。
 
その低い期待以上に、日本も日本人も日本食も文化も大好き、なんとか日常会話はできるレベルにはなれました。
 
ニューヨークではスペイン語ができることがかなり重要なので、そちらにも力を入れる必要があり、まあ、語学の才能が特別にあるわけじゃなければ、あまり高望みもできません。
 
それが我が家の第二外国語=日本語事情です。
 
 
さて、今回の日本は娘も1週間合流しました。
日本がとにかく大好きなのでものすごく楽しみにしていました。
 
加えて今回は、東京のヘアサロンで髪を切りたいというリクエストがありました。
 
結局、ニューヨークでお世話になっている方のご紹介で、お客様にはセレブや有名人も多い、代官山の隠れ家的なサロンに行ってきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
eclat Daikanyama
とても優しい雰囲気の素敵なオーナー
野中さんに切ってもらいました。
渋谷区恵比寿西1-30-13
代官山ビル2階
代官山と恵比寿のちょうど中間ぐらい。
閑静な住宅街にあります。
 
 
 
日本人の美容師さんはニューヨークでも評判が良いのです。
ニューヨークには80年台から、一世を風靡した有名なヘアスタイリストさんも何人もいらっしゃいます。
 
 
娘は、そのサロンのオーナーにとてもいい感じに切ってもらえたばかりかもう一つ、大喜びしたことがありました。
 
「日本語とても上手ね。日本で生まれ育ったのかと思ったわ」
と、褒められたことです。
 
 
 
けれど、わたしはこれを聞きながら、娘には言わなかったのですが、その意味を深読みし思わずニヤッとしてしまいました。
 
わたしも経験があるのですが、第二外国語を話して褒められるのは、それは外国人ががんばって語学を勉強したことがわかる場合のみなのです。
 
例えば、見るからに日本人に見える人が、まったくアクセントのない日本語を話しても、「母国語を当たり前に話している」と思われ、褒めてもらうことはないでしょう。
 
 
もっというと、
「英語上手ですね」
と、褒められたら、実際は、かなり上手だけど、完璧ではないレベルだと理解していいのです。
当然、アクセントというか、お国訛りがあることは大前提です。
 
 
でも、これをもっとポジティブに言い換えれば、第二外国語や第三外国語をがんばって勉強したことを高く評価されている、とも言えるでしょう。
 
ご存知のように人種の坩堝と言われるニューヨークでは、様々なお国訛りのある英語が街中から聞こえてきます。
 
アクセントって何年経っても完璧にはなくならないものなんですよね。
アクセント込みで聞き取りやすい英語は話せるようになるのですが。。。
 
 
逆に言えば、あなたがお国訛りのある英語を話せば、外国人であるとわかってもらえて、手加減をしてもらえるとも言えます。
 
また、アクセントはあるのに、高度な語彙を駆使し、完璧な文法で話せ、しかもたまに流行りの俗語なども交えることができれば、上記の褒め言葉じゃないけれど、
「英語、お上手ですね」と言われるでしょう。
 
 
この逆のケースがあります。
 
昔日本で親しかったある男性は、完璧と言っていいブリティッシュアクセントの英語を話せる人でした。
彼の育った家では、物心ついた頃からイギリスからの留学生をホームステイさせていて、彼は、その留学生たちから英語を耳から学んだからなのです。
 
海外に一歩も出ないで英語をマスターしてしまった彼。
仕事上でも、アメリカ人には、イギリスで生まれ育った人と必ず間違えらるそう。
けれど、たまにあるんですよね。
 
あまりに完璧な英語なので、彼らがついつい、幼少時代に流行ったドラマの話をしたり、住んでいないとわからない話題を持ちかけたり。
 
すると彼には理解できないわけです。
すると、???となり怪訝な顔をされるのだとか。
 
これがアクセントがあっても、語彙や文法が素晴らしいと、多少の綻びが見えても目を瞑ってもらえるのです。
 
ということで。。。
 
大人になってから第二、第三外国語を学ぶなら
アクセントはあっても聞き取りやすいイントネーションで話せればいいのです。
 
アクセントを消すことに躍起になるよりは、繰り返すようですが、語彙や文法力を強化する方が断然、高く評価されるはず。
 
ところで娘が話す日本語には、微かに聞き取れるアメリカ人のアクセントが感じられます。
けれど、相手が言っていることはほぼ理解できるので、あとは敬語だけ。
 
褒められて、
「いえ、わたし、敬語がうまく使えないんです」
というと、心優しい人たちには、必ず、「大丈夫、それで十分よ」と言ってもらえるそうです。
 
 
今回短期間でしたが日本に行って、もっと日本語を上手になりたいという意欲が湧いてきたようで、それを密かに喜んでいる次第です。
 
 
 
 
!英語に関する過去記事もぜひどうぞ!

 

 

 

 

 

Rish NYSHOP NOW】

インド綿の洗えるサマードレスとトップ

繊細な刺繍が美しい逸品です。

暑がりの福島絶賛のチョイスです。

 

写真左はサラサラビスコース

左はビスコース、右はインド綿。

どちらも手刺繍が施してある凝った作りで

しかも洗えます。

 

 

 

 

胸元のポンポンが可憐なサマードレス。

右/パフスリーブは腕のところでダブルの切り替えになっているトップ

 

 

Rish NYComing Soon】

全体にパープルの裏地がついたミモレ丈ラップドレス

お袖部分は透ける素材感です。

 

 

 

 

 

 

インスタグラム Rish NY Instagram

        

だれも書かない★ニューヨーク1%未満★