義母の引越し大雨の中終了 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

年末に我が家に青天の霹靂で持ち上がった問題。
 
義母がいきなりカナダから
猫ちゃんだけを連れて
ニューヨークに来てしまったのです。
 
そしてもうカナダには帰らないときっぱり。
 
40年来のパートナーがコロナ禍に
発作で倒れ歩けなくなったタイミングで
彼のお世話はもうたくさんと放り出して
振り切って夜逃げ同然で
出てきてしまわれたのです。
 
しかもそのパートナーには
ほぼOne day noticeで。
 
つまり前日に出て行くと切り出して
全てを置いてきてしまわれたんですよ。
 
 
 
 

 

義母が引っ越すアパートのビル
 

 

 

こうして12月からすったもんだ、悪夢の毎日が始まりました。

 
夫たちも青天の霹靂です。
住む場所も決まっておらず、話を聞くとアメリカでの保険も入手が困難で(アメリカ人にも関わらず複雑な事情で)、彼女の財産をアメリカに移すことも不可能。
 
一時はわたしも、もっと若かったら「実家に帰らせてもらいます」の世界だっただろうなと思います。
 
それでも、協力するしかすべはなく、苦労に苦労を重ね、やっとそのシーズン1も今日の引越しを持って最終回となりました。
 

 

 

 

 

引越しの采配をふるった夫は終わった途端、うちに戻ってバタンキュー。

神経もすり減らし、本当にヘトヘトに疲れたようです。

 

 

彼女は、ほぼ着のみ着のまま来てしまったばかりか、こんな問題が噴出しました。

 

 

 

 

その逐一の事務的な問題処理に主に当たったのが夫です。

一時は本当に大変でした。

 

ストレスから義弟は救急車で運ばれる事態もあり、二人の体を心配したほどです。

 

 

が、やっとアッパーイーストのうちまで徒歩で来られる距離に義母のアパートを見つけました。

 

 

ハラハラドキドキの入居審査も夫のクリエイティブなマジックで通過。

 

 

今日はお引越しでした。

ベッド、サイドテービル、ソファ、絨毯、カトラリーや食器類、フライパンやお鍋はマンハッタンから2時間の週末の家の使ってないものを調達。

 

 

そのために、夫の腰を守る為プロを雇うことを強く勧めたのですが、プロを雇うと、ビルの管理会社との契約に保険をかける必要があり、契約書も20ページにも及ぶ複雑なものになります。

 

そのプロセスをする手間は到底取れないので、結局、自分たちでトラックを借りて、夫と義弟が週末の家から運び込むこととなりました。

 

ベッドはすべて一旦解体して運びます。

 

そうそう、彼女は、カナダの家を出る際、パートナーにはなんと前日に告げたらしいのです。

 

そして有無を言わさずゲリラ的に家を出てきたため、着替えもあまりなく、コートは毎日同じものをお召しです。

 

それだと、コートの痛みも早いですし、毎日同じものを着ているのは、ビルの住人たちへの印象や体裁が悪いということで、コート、セーター、その他、着替えなどもわたしが用意をしました。

 

 

 

 

この引越しが終わればとりあえず、ゴタゴタは片付きます。

それを励みに頑張ってきたのですが。

 

 

なんと今日は土砂降りの大雨の中での引越しとなってしまいました。笑い泣き笑い泣き

しかも、トラックはビルの前に横付けできません。

今、ビルのファサードの工事をしており、たくさんのトラックが停まっているからです。

 

 

また義弟はこの日のためにお休みを取っていたのですが、ハイウェイを走っている時、突然クライアントから連絡が入り、急遽抜け出すことになりました。

 

 

夫と私だけではどうにも手が足りません。

車を停められるのは、唯一駐車違反の消火栓のあるところだけ。

そのため、駐車違反のチケットを取られないよう、一人は車の運転席に待機している必要があるのです。

 

 

エレベーターもあらかじめ、家財道具を運ぶサービスエレベーターを予約する必要があり、1時から3時間しか枠をもらっていません。

 

 

そこで、夫は急遽、娘に電話をし、なんとかオフィスを抜け出してきてもらいました。

 

 

この引越しのために、家族総出です。

わたしは自分たちが住むビルから、荷物を運ぶ滑車を借りて馳せ参じました。

 

 

みんなずぶ濡れになりながらの引越しです。

こんな大変な思いをしながら、わたしはずっと夫の腰痛の心配をしていました。

 

 

やっとなんとか時間内に引越しも終わり、わたしはやっと仕事に戻れると思ったのですが。

 

そこに何の前触れもなく義母登場。

すべてが終わった頃、嬉々として様子を見にいらしたのです。

 

今来てもお邪魔にしかならないのに。。。

 

これでまたみんなの予定が狂ってしまいました。

 

でも、息子たちは本当に優しいです。

 

 

わたしなら、まず長年のパートナーを捨ててニューヨークに来たいと言った時点で反対するでしょう。

 

いえ、夫たちも反対はしたのですが聞く耳を持つ方ではありません。

無理やりに来てしまわれたのです。

 

それでもわたしなら、冬の間だけいて帰ってちょうだいときっぱり言うでしょう。

 

彼女は、アメリカで病気になっても保険もないですし、ソーシャルセキュリティ番号もお持ちでないので、アメリカ人ではあっても外国人同様なのです。

 

 

衝動的にいらしてしまって、複雑な問題が山積みとなり、私も出来る限りサポートし、お手伝いしていますが。

 

 

正直言って、心の中は自分のことしか考えない義母に怒りを抑えるのが精一杯です。

 

 

特に40年以上一緒にいて家事などはほとんど担当してきたパートナーが、体が不自由になった途端、彼のナース役は嫌だと言って出てきてしまうなんて、日本人の感覚では理解ができません。

 

 

愛は消滅しても情は残るのではないかと思うのです。

 

 

それをアメリカ人の友人に告げたら、

「そんなのアメリカ人だってカナダ人だってありえないわよ」

と。

 

 

 

けれどここで、はたと思い出したことがあります。

 

日本では88歳になると、赤いよだれかけをして米寿のお祝いをします。

これは大人からまた、赤ちゃんがえりをしたんだよと言う印なんだそうですね。

 

 

そう考えれば、91歳の義母は赤ちゃんがえりをして早4年。

わがままな赤ちゃんだと思って納得するしかないのかもしれませんね。

 

 

 

胃が痛くなる毎日ですが、お引越しが終わってとりあえずはすったもんだ悪夢のシーズン1は終わりです。

 

 

 

シーズン2はどうなることでしょう。

考え始めると、ふつふつと怒りがこみ上げてくるので、このへんでやめておきます。

 

 
 
長々とお付き合いくださりありがとうございます!
 
 

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