久しぶりにミッドタウンからうちまで
マディソン街を歩いて帰ってきました。
2015年のアッパーイーストサイドのハロウィンデコレーション
驚いたのはパンデミック中に
あのロロピアーナとブルネロクチネッリの
二大イタリアブランドが
大きく店幅を広げていたことです。
どちらも高値だけど、
奇を衒わずベーシックで、
ため息が出る質感と
美しさを誇るブランドです。
これは、どんなに高くても
良いものを買って、
長く大切に着る人がいることを
実証しているかのようでした。
パンデミック中は家がまさに聖域でした。
何をするにも家の中。
だから、思い切って
家の中を片付けたよという人が
アッパーイーストでも
とっても多かったです。
わたしも昨年は
ハイブランドも含めて思い切って
断腸の思いで服を処分しました。
捨てずに全てリユーズドで
売りに出しました。
なんだかんだで今の円で換算すれば
20万円ぐらいで売れました。
中にはかなり古いものもありますが
それなりのブランドは
ビンテージとして
必ず買ってくれる人がいて
売れることがわかりました。
ハイブランドはこちらで売り15万円ほどになりました。
普通ブランドは手間暇かけてこちらで売りました。
ただ、娘の
ガラクタとしかいいようがない
ファストファッションの服は
やっぱり引き取り手はなく
結局、Good Will に寄付しても
大半は売れず、開発途上国に送られ
ゴミの山の一部と化して
環境の負担になるのでしょう。
パンデミック中に
わたしが娘と学んだことは
お安い服ほどできればそのシーズン中に
引き取り手がいるうちに
新品に近いきれいな状態で
次に着てくれる人を探すこと。
安いからと買ってすぐに飽きて、
家の中に溜め込んでしまうと、
最後はゴミとなる運命だからです。
その服を低賃金で雇われて
ミシンで縫ってくれた人に
申し訳ない気がします。
こう思うのは、わたしが
ファッションの仕事を
ずっとしていて、子供の頃も、
安い賃金で服を縫う
内職をしていたおばさんたちを
何人も知っていたからでしょう。
もう使い捨ての時代じゃない。
ところで、
昨年処分した中に、
一枚も入らなかったのは
長年のお気に入りの
カシミアたちでした。
中には20年以上前の
穴あきのものもありますが、
いまでも直して現役で着ています。
ロロピアーナといえば、数年前
ローマで惹きつけられるように
入ったことがありました。
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