パンデミックで変わった服の買い方手放し方 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

久しぶりにミッドタウンからうちまで

マディソン街を歩いて帰ってきました。

 

 

 

2015年のアッパーイーストサイドのハロウィンデコレーション

 

 

 

 

驚いたのはパンデミック中に

あのロロピアーナとブルネロクチネッリの

二大イタリアブランドが

大きく店幅を広げていたことです。

 

どちらも高値だけど、

奇を衒わずベーシックで、

ため息が出る質感と

美しさを誇るブランドです。

 

 

 

 

 

これは、どんなに高くても

良いものを買って、

長く大切に着る人がいることを

実証しているかのようでした。

 

 

 

 

パンデミック中は家がまさに聖域でした。

何をするにも家の中。

 

 

だから、思い切って

家の中を片付けたよという人が

アッパーイーストでも

とっても多かったです。

 

 

 

わたしも昨年は

ハイブランドも含めて思い切って

断腸の思いで服を処分しました。

 

 

捨てずに全てリユーズドで

売りに出しました。

 

 

なんだかんだで今の円で換算すれば

20万円ぐらいで売れました。

 

 

中にはかなり古いものもありますが

それなりのブランドは

ビンテージとして

必ず買ってくれる人がいて

売れることがわかりました。

 

 

 

!ハイブランドはこちらでダウン売り15万円ほどになりました。

 

 

!普通ブランドは手間暇かけてこちらダウンで売りました。

 
 

 

ただ、娘の

ガラクタとしかいいようがない

ファストファッションの服は

やっぱり引き取り手はなく

 

 

結局、Good Will に寄付しても

大半は売れず、開発途上国に送られ

ゴミの山の一部と化して

環境の負担になるのでしょう。

 

 

パンデミック中に

わたしが娘と学んだことは

 

 

お安い服ほどできればそのシーズン中に

 

引き取り手がいるうちに

 

新品に近いきれいな状態で

 

次に着てくれる人を探すこと。

 

 

安いからと買ってすぐに飽きて、

家の中に溜め込んでしまうと、

最後はゴミとなる運命だからです。

 

 

 

その服を低賃金で雇われて

ミシンで縫ってくれた人に

申し訳ない気がします。

 

 

こう思うのは、わたしが

ファッションの仕事を

ずっとしていて、子供の頃も、

安い賃金で服を縫う

内職をしていたおばさんたちを

何人も知っていたからでしょう。

 

 

もう使い捨ての時代じゃない。

 

 

ところで、

 

 

昨年処分した中に、

一枚も入らなかったのは

長年のお気に入りの

カシミアたちでした。

 

 

中には20年以上前の

穴あきのものもありますが、

いまでも直して現役で着ています。

 

 

 

ロロピアーナといえば、数年前

ローマで惹きつけられるように

入ったことがありました。

 
 
ボーングレー、アイボリー、ベージュなど
色はあくまでニュートラルなのに
そのデザインと、何より
素材フェチのわたしが夢中になったのは
迫力があるという表現がぴったりの
一目で高級品だとわかるセーターでした。
 
以来、ニューヨークマディソン街のロロピアーナのウィンドウを、ワクワクしながら覗き込むのが習慣になりました。
 
あとで知ったのですが、
世界のカシミア市場で
最高級の原毛は
ロロピアーナなどが買い占めるそうです。
 
 
最高級の原毛はゲージが違います。
 
 
カシミアの原毛はインドのカシミール地方を中心に生息するカシミア山羊のおなかのところの産毛から取れます。
「細くて 」「長くて 」「白い」ほど良い とされています。
 
 
細いほどキメ細やかで
 
長いほど毛玉が出来にくく
 
白いほど即染色出来るので
脱色の必要がなく傷まないのです。
 
 
ロロピアーナが買い占めるのはこの最高のカシミアなのです。
 
 
 
一方、最近はえっ? このお値段でカシミアのセーターが買えるの?
というお値段でも入手できるようになりました。
 
それはとってもいいことです。
一度、最高級のカシミアを知ってしまえば、安くても良品を見分けられるようになれるからです。
 
それは最高級の宝石や服、バッグをまず身につけてしまえば、無名で安い良品が見抜けるようになるのと同じです。
 
 
さて、最高級のカシミアを知り、限られたお値段の範囲内で選ぶようになったカシミアのセーターも、気がつくとかなりたくさんになりました。
 
 
この80%はカシミア。
まだまだあります。
かなりまんべんなく着ています。
 
 
 
 
そのうちダントツ白と黒が多いです。
 
しかもタートルネックやボトルネックがやっぱり多い。
 
積み上げるとみんな同じに見えるんだけど
どれも微妙に違うんですよね。
 
中でも毎年大活躍しているのはこの2枚です。
 
 
 
 
再販を繰り返しいつも完売してしまうRish NYのカシミアセーター
パンツは2年前のRishのエコレザーパンツ。
また上が深くヒップはゆったり
楽チンでラインがきれい。
 
 
 
この2枚は、カシミール地方の山羊ではなくモンゴルの山羊で作られます。
しかも最高級のカシミール地方のカシミアと違い、中間業者を通していないブランドから買い付けています。
 
 
モンゴルで牧夫さんと牧草地、動物たちへの配慮を十分にする協会
(SFA)サステイナブル・ファブリック・アソシエーションに属する
イギリスのカシミア専門のファミリーブランドのものです。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、今年も白と黒のロールネックのカシミアが発売になります。
今年の商品は、きめ細やかで毛玉になりにくい
「細くて 」「長くて 」「白い」ハイゲージのものです。
 
 
 
 
 
12ゲージの白と黒のタートルネック。
洗えば洗うほど、ふんわり軽くなります。
そして毛玉ができにくい。
 
洗濯機でお洗濯もできますよ!
 
 
 
数に限りがあります。
ぜひ発売日にサイトからお求めください。
 
 
 
*わたしの使命はお手頃値段の良品を世界中から見つけてきて、提供すること。
 
 
 
 
 
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【 Rish NY 10月26日正午より】

12ゲージ最高レベルのカシミア

タートルネック白と黒

 

 

 

洗うほどにふんわり軽くなります。

白と黒どちらも大活躍

 

 

 

 

 

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