あるハイブランドのクルーズライン23のランウェイを見ていて気づいたことがあります。
これはニューヨークファッションの他のブランドのランウェイも同じ傾向にあることです。
最近、モデルに中性的で笑わない子を採用している。
しかも、いつの頃からか、最後はウエディングドレスで締める習慣はなくなっていました。
いつからでしょう。
少なくともわたしが第一線のファッション編集者だった頃は、パリコレなどで見るランウェイの最後はウエディングドレスと決まっていました。
昨今、LGBTに理解を示すためのジェスチャーとして、あえて「女」であることを強調しない傾向にあるのでしょうか。
ケイト妃のウエディングドレス姿
純粋にただただ美しいと思いました。
photo/⭐️
wedding dress/Alexsander McQeen
Cartier tiara made in 1936 purchased by King George Ⅳ for his wife, queen mother three weeks before he succeeded his brother as king
いえ、それはおかしい。
LGBTの友人が高校時代から多く、高校にはなかったフェミニズムクラブをニューヨーク近所にある他校の生徒たちと一緒に作った娘曰く
「レズビアンだからと言って、みんながみんな髪を短くし、男っぽい服装を好むわけじゃないよ。」
「女が好きなだけで、女を否定して男を装いたいわけじゃない」
「長い髪、メイク、美しいジュエリーやドレスを着たいフェミニストや同性愛者もいるよ。
それは自分の好きなものに正直なだけ」
事実、娘の友人で、今は女の子とつきあっているあるお友だちは、とてもエレガントで女性的です。
子供の頃はウエディングドレスはどんなデザインがいいかしらと、あれこれ自分でデザインし、夢見る少女だったそうです。
また、娘の友人の元カレのように、大学時代に女装に目覚め、ある日
「女の子の服を買いに行くのに付き合ってほしい」
と、懇願した男の子もいます。
驚いて、
「ゲイに目覚めたの?」
と、聞くと
「断じて違う。僕は女の子が好きだよ」
と答えたそうです。
ただただ、メイクをし女性の服を着てみたい。
自分の心がそれを求めている。
そういうことだと説明してくれたそうです。
結局二人は別れ、今はいい友だちです。
今は自分が自分らしくいられる土俵がうんと広がった時代。
だから、あえてランウェイの最後がウエディングドレスでもいい。
もしかしたら、娘の友人の元カレのような人が
そのドレスに手を通したいと夢見るかもしれないし。
ちなみにわたしは女性は大好きだけどLGBTではありません。
その点では普通ですが、ウエディングドレスに憧れたことはありませんでした。
みんな違っていい。
でも、女らしさが美の基準から外れる必要もない。
男らしさを否定する必要もないけれど
その枠にはまらないからといって
糾弾する必要はない。
なんてことをランウェイを見ながら思いました。
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