気がつくともう5月。
ニューヨークは駆け足で春が過ぎ
初夏の陽気です。
韓国のドラマに「39歳」というのがあります。
39歳の３人の親友たちの１人がすい臓がんで亡くなるのを、みんなで看取る切ないお話です。
わたしも興味深く見ました。
ニューヨークユニオンスクエアのレストラン(2016 年のアーカイブ）
またオープンするといいですね。
19歳、29歳、39歳、49歳、59歳、69歳。。。
１の位が９の年齢って意味もなく区切りをつけたくなったり
次に迎える年齢にこれまでにない不安を感じたりしませんか？
29歳と30歳の違いって
これまで同様に1歳年をとるだけ。
だけど、なんだか心がざわざわし
良くも悪くも、次へのハードルの
高さを感じさせる数字です。
不動産販売の仲介をしていた時
マーケティング的
「売れる値段の付け方」を学びました。
例えばこんな感じです。
１億円の物件なら
99,999,000円で売り出す。
もっと小さな値段でいうなら
100円のものは９９円
1000円のものは990円
10,000円のものは9,900円にする。
違いは1円だったり、10円だったり、
100円で1％の違いなのだけど、
９と10では心理的に人に与えるインパクトが違う。
そこを利用するのです。
29歳の女性から質問を受けました。
「来年30歳になります。今しておくといいことについてアドバイスをください」
はい！ 承知しました。
ということですので、これからシリーズで29歳、39歳、49歳、59歳を振り返り、それぞれの年代でしておいてよかったことと、すればよかったこと（でもしなかったこと）について書いていきたいと思います。
今振り返ると、したこともしなかったことも、その年齢でできたら素晴らしいけれど、たとえできなくて後でしても、決して遅すぎることではないと思うことばかりです。
特にアメリカには
何をするにも年齢呪縛で縛られることなく
「It’s never too late」という言葉があります。
20代でしてよかったこと、それをすることでその後の人生に大きな影響を与えたことは３つあります。
✔️仕事で、続いてバケーションでニューヨークに行ったこと。
仕事では、自分で企画を出し、それが通って２週間取材できました。
その時のニューヨークはまだ混沌としていて治安も悪く、ものすごいストレスでずっと緊張していたのを覚えています。
当時、ヨーロッパには行ったことがあってもニューヨークは未体験でものすごくハードルが高いことでした。
けれど、だからこそ挑戦してみたかったのです。
行ってみてその時ニューヨークに夢中になってしまい、続けてバケーションでも行きました。
その時、ニューヨークに行ったことがきっかけとなって、今年で３３年になりますが、人生の半分以上をニューヨークで暮らすことになりました。
✔️大学を卒業後、一旦地元で就職をしたものの、一大決心をして、母校の大学院を受験し社会福祉を勉強することにしたこと。
その際3年未満、お風呂もなくトイレは共同、木造２階建の四畳半のアパートに住んだこと。
家賃は今でも覚えています。１万５千円でした。
日本の消費者物価指数は３０年ほどあまり変わってないと聞きます。
当時でも、イタリアンレストランに行けば１回の食事代が１万５千円でした。
この経験でそれまで知らなかった社会の違う面を経験しました。
その経験は生きる自信とタフさを身につけてくれることになったと思っています。
✔️お酒、タバコ、ドラッグを常習する習慣をつけなかったこと。
これはニューヨークに来た後、どれだけ自分を褒めてあげたくなったかわかりません。
特にお酒は、アメリカではドラッグの部類に入ります。
人柄が豹変したり、記憶がなくなるまで飲むことはシビアなご法度とみなされるのです。
反対にしておけばよかったなと思うことは。
✔️運動をする習慣。
なんどもトライするのですが、仕事が忙しいを口実に続きませんでした。
そのせいもあって、いつもストレスと過労がたまると体調がすぐれずおなかが痛くなったりしていました。
それもあって、娘が社会人になった時、ジムのメンバーシップをプレゼントしました。
早いうちにワークアウトをする習慣をつけてほしかったからです。
娘は今では自分で会費を払い、週に３、４回ジムに通っています。
✔️年代や性別の違う心を許せる友だちを作ること。
これも２０代の時は、年上の人は敷居が高い感じがし、また年がうんと下の人とは興味が違いすぎると決めつけて、あえて自分から親しくなる努力をすることはありませんでした。
このどちらも２０代でなくても、何歳で思い立っても遅すぎることはないことです。
でも、２０代で始めていたらもっともっと生きるのが楽だったのではと思います。
みなさんにとって、２０代でしておいてよかったことは何ですか？
また、しておけばよかったと思うことは？
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ニューヨークは大好きだけどずっといるとものすごく疲れることも。
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