死ぬときは貯金ゼロで | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

「お金がなくなったらどうしよう」

 

この不安はかなり小さい頃からありました。

それは、持っているお金を全部使わず、いくらかは貯金をしなさいと刷り込まれて育ったからかもしれません。

 

当時は今と違い、銀行の定期預金や郵便局貯金の利子はそれなりに良く、10年もおいておけば倍近くになった時代です。

 

最近、娘と話していて彼女もまた、小さい頃から同じ不安を抱えていたことがわかりました。

「全部使っちゃダメ。貯金をしなさい」

とは教えてないのに。笑い泣き

 

 

 

 

またある日、やんごとなきお嬢さまマダムの友人と話していたら、彼女もまた小さい頃からそんな不安があったというのを知りました。

 

彼女は、ご家族が長年ニューヨークにはセントラルパークを見下ろす壮麗なアパートと郊外のグリニッジにお屋敷を所有し、日本とニューヨークを行ったり来たりしてお仕事をされている「できる」お嬢様です。

そんな彼女にも、幼少期同じ将来に対する不安というか恐れがあったと知りビックリしました。

 

 

実はこの心配を常に心の何処かに抱えている人は、年収や資産関係なくとても多いと言います。

そのため、何歳になっても働くことをやめられない。

 

もちろん、仕事以外にも楽しいことが満載の人生でバランスよく楽しんでいるならいいのです。

 

 

 

 

 

 

 

夫のリタイアを前にもう一度考えてみました。

 

「夫が引退した後、お金がなくなったらどうしよう」

今、この不安はあるかどうか。

 

答えは「ない」です。

 

吝嗇家(もとい倹約家)の夫が若い頃から転ばぬ先の杖で、注意深くプランをしてくれたおかげもあります。

 

が、こちらの本を隣人から推薦いただき、読み始め、お金に対する考え方が根底から変わったのも確かです。

 

 

 

 

 

 

 

死ぬときは、貯金ゼロで。

 

 

パンデミック前にお隣に引っ越してきたカップルは私たちとほぼ同年代です。

 

世界的な会計事務所でパートナーを務めた夫とスローンケッテリング癌センターで患者さんの心のサポートをするカウンセラーだった妻のカップルです。

 

彼の会社では60歳になるときっちりリタイアすることが条件となっており、リタイア間近になると、会社主催のゴージャスな合宿レクチャーに夫婦で参加し、リタイア後の資産管理、メンタルなどあれこれのサポートがあるそうです。

 

うちの夫は彼らがその合宿で学んだことのサマリーと、いたく感動したこの本を紹介してもらったのです。

 

 

 

このカップルのおかげで夫のリタイアがさらに楽しみになったのはいうまでありません。

 

紹介いただいた本も、ほんの数ページ読んだだけですがコンセプトは面白い!

 

まだまだ読み始めたばかりですが。

こんな感じで始まります。

 

筆者の友人にとても有能な弁護士さんがいました。

妻も仕事を持っており、子供二人、幸せだけれど、その友人は仕事に人生のほぼ全てを捧げて生活していました。

 

 

ある日、30代半ばで彼に急性の癌が見つかります。

そして半年後には亡くなります。

 

まだまだこれからだと思っていたのに。

そんな人生の終焉は全くの想定外でした。

 

 

 

それがきっかけになって、筆者の人生とお金に対する考え方が変わったのです。

 

 

 

だからこそ筆者は、こんな結論に達したのです。

 

若いうちからバランスよくお金を使い

人生をその時々のベストで楽しむことは

老後たくさんのお金を遺すことと引き換えに

人生の楽しみを先送りするよりうんと大切だ。

 

 

 

わたし自身も、ニューヨーク、生き馬の目を抜くと言われる場所で生きている間、30代、40代で亡くなる人を何人も見てきました。

その多くは、プライベートの時間を犠牲にして、たくさんのストレスを抱えて馬車馬のように働いてきた人たちです。

 

 

 

でも、命はいつ尽きるかわからない。

もちろん、健康に気をつけて生活することで成人病を防ぐことは可能です。

 

が、ストレスの高い仕事を長く続け、

引退をずっと遅らせていると

引退をした頃には、もう

次のステージを楽しむ

余力が残されてないかもしれない。

 

 

または、仕事に全てを捧げてきたため、

引退後、パートナーや家族とどう接して、

何を自分はしたいのかもわからない。

 

 

挙句、夫婦に不協和音が聞かれ離婚というケースも聞きます。

 

 

 

まだまだこの本を読み終わっていませんが。

 

著者が言いたいことの一つは

 

ビックリマーク楽しみを老後まで後回しにするのは意味がない。

 

ビックリマーク若い頃にしかできない楽しみは

人生の旬の時期にその都度楽しんでおく。

 

ビックリマークお金に対する過度な不安は捨てて

若いうちからしたいことはする。

 

 

筆者はこうも書かれています。

 

20代で仕事を始めたばかりの頃、

彼の友人は借金をして世界一周旅行をしたそうです。

 

 

しかし彼はキャリアを先行させ

借金をしてまで世界を旅行するなんて

したい気持ちはあるけれどありえないと諦めた。

 

 

 

その後、二人は順調にキャリアをつみ

友人はすぐに借金を返済、

それ以降もその年齢でしかできない

素晴らしい経験と思い出をどんどん作っていった。

 

 

キャリアを優先した自分には、仕事以外の豊かな経験は何も残っていない。

 

 

 

20代、30代でしたいと思っていたこと、例えば世界一周をすることやセスナ機のライセンスを取ることが、70代になってしたいと思ってもできなくなっているかもしれない。

 

同じ国を旅行しても20代の時にできた経験と老後にできる経験は根本的に違うし、感じかたも違うように。

 

 

人生は、今。

 

 

 

 

 

 

 

ここからはまだ読み切ってないわたしの解釈ですが。

 

 

死ぬ時、使い道のないお金を遺すのではなく

寄付をするにしても、子供に譲るにしても

自分が死んだ後にはすべて使い道が決まっている。

 

 

それが潔い、ゼロで死ぬ、ということかと。

 

 

考え方を

 

「老後いくら遺すかではなく亡くなるときはゼロ」

 

にリセットする。

 

するとお金に対する不安や恐れもリセットされる。

 

 

 

ただ、問題はここです。

 

死ぬ時ゼロ ということは

生きている時ゼロになってはダメなのです。

 

しかも3ヶ月後に死ぬか、

100歳まで生きるか、

それを自分で設定することはできません。

 

 

では、どうすればいいのか。

 

この本にヒントがありそうです。

がんばって読んでみたいと思います!

 

 

日本にお住いのみなさま、

どうぞリラックスしたゴールデンウィークをお過ごしになれますように。

 

 

 

 

 

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