NYで大学受験=3人の子供を東大に合格させたお母さんに学んだこと | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

こんにちは^^
コモンるみです。







今だから書けることですがアメリカの大学受験は、大変だとは覚悟していましたが、想像を絶する熾烈さでした。笑
いやはやこんなにきびしいとは思いませんでした。

だれですかぁ。
アメリカの大学は入るのは簡単で出るのは難しいって言ったの。
今は、入るのも出るのも大変です。笑

わたしは親としてサポートしただけですが、なにせアメリカでの受験に関しては右も左もわからない中でのプロセスです。
びっくりすることの連続で、結局最後までアウトサイダー気分でした。

とにかく子供がつぶれないよう無我夢中で乗り切って来たけど、もう一度やり直せといわれても13才から18才はパスしたいな~。笑

しかもこの熾烈さは年々激しさを増しているそうです。
5年前ならSATが満点、成績がストレートA、エッセーが面白ければどこの大学にでも合格できたそうですが、今なら、アイビーリーグの大学だとそれでもどこかに入れる保証はなく、500人以上いる学年で1番だったとしても4人に3人は不合格だそうです。


何が日本と違うのかというと。。。

成績やSATだけで判断するとできる人があまりに多すぎて選びきれないこと。

なにせ優秀な人が中国や韓国からも大量に受験するわけですから。
そのうえ過去10年でアメリカだけで受験者数が2百万人も増えているとか。

ということで、なにか+αが求められるのです。

SATが満点の2400点でも2300点でも実際の違いはそうないから、ならば2300点で+αのある子、しかも他の子があまり持ってないαを持った子を選ぶ傾向にあるのがアメリカの大学受験なんです。

では、そのαはなんぞやということはまた別のテーマとして。

今日は、長丁場だった米大学受験を終えて、しみじみ、このアドバイスは本当に役に立ったと思うことをご紹介します。

なんと、我ながら笑ってしまうのですが、3人のお子さんを東大に合格させたあのママさんが書かれた本からのアドバイスはホントに役に立ちました。

ニューヨークのプレップスクールで熾烈な大学受験戦争を、親子共ども精神的につぶれることもなく乗り切れたのはその本からのアドバイスのおかげです。

といったらみなさん、びっくりなさるかしら。笑

ところで、お子さん3人を東大に合格させて本を出されたお母さんといってもなんと、お二人いらっしゃるそうですね。

お一人は、息子3人を東大理3に合格させ、受験に恋愛は無駄!と豪語して(まぁこのスパっとした物言い、私好きですけど 笑)メディアに取り上げられているママさん。
→ http://dot.asahi.com/aera/2015071700092.html

ですが、わたしが役に立ったのはこの方ではなく、こちらのお母さんです。

アメリカの大学受験は、日本の暗記式はまったく通用しません。

東大に入学できたからといってもアメリカの大学では通用せず、求めることにも大きな開きがあります。

でもね、それでも読んでみようと思った理由は、ここなんです。

著者の後藤さんは、東大生の親にありがちな高学歴をお持ちのわけではなく高卒、しかも、「勉強しろ」と絶対にいわなかった

女の子とつきあうな、とも言わなかった

真ん中の息子さんは、高校2年生のとき真剣なおつきあいをする恋人ができて、それで発奮して成績が伸びている。

(高校生に恋愛は無用といいきったもう一人のお母さんとは真逆です)

また、スポーツにがんがん打ち込んだ息子さんもいるの。
実際、みんなとってものびのび育てられた感じなんです。

しかも、子どもの一人が東大に入ったというならばまだありえるお話。
でも、兄弟が全員東大に入学できたのです。

それって母である後藤さん、そして彼女が築いてきた家庭に何か学ぶべきことがあるに違いないと思い読んでみました^^。

そうしたら、やっぱりありました♪
目からウロコとはまさにこのこと。

後藤さんは愛情のかけ方が違ったのです。

愛情って親ならみんなもっているはず。
だけどそれをどう具体的に表現すればいいかわからないのが問題です。

特に受験の時期になると、塾に通うべくハッパをかけて、夜な夜な美味しいお夜食を作ることなのか

時間を有効に使えるよう、学校の送り迎えをすることなのか

美味しいお弁当を作って持たせることなのか

それとも、いつも家にいて、子供が必要なときのために自分の時間を犠牲にしてでも待機していることなのか

後藤さんが心を砕かれたのはそのどれも違うのです。

後藤さんのおうちでは、
1日の中で夕食の時間が抜きんでて重要でした。

つまり、それまでは各人、ときにはてんでばらばらなことをしていても、極端な話、お夕食だけは家族みんなでそろって食べるのだそうです。

しかも、ただ食卓を囲んで食べるだけじゃないの。
夕食の時間こそが、家族がコミュニケートする大切な時間。

だから、息子さんたち、競い合うように面白いことを食卓のネタとして提供するとか、相当本気だして、みんなが楽しめ、話し合える話題をさがすとか、そんなプレッシャーを感じるぐらい本気で夕食の家族の時間に取り組んだらしいの。

加えて、そんなふうに家族で本気で会話をする時間の蓄積がある後藤家だからなのでしょうね。

息子さんたちは大学生になった後、友だちと会う時、お母さんが
「わたしもついていっていい?」
と聞くと、
「いいよ」
ってあっけらかんとこたえるのです。
お母さんも加えることはいつもOKだったそうです。笑

息子さんたちのお友達も、
「あのお母さんならいいかな」
ってことになるそうです。

なんて素敵なことでしょう!
笑顔と会話があふれる家庭ってやっぱり最強です。

わたしはこれをすぐに見習いました。

毎日とはいかないけれど、少しぐらいなら夫の帰りを待ってなるべくみんなで夕食をするようにしました。

するとね、思わぬ話しが飛び出すのよね。

それまではわりと内にすべてを抱え込むタイプだった娘が、ある日、めそめそと泣き始め、延々学校でのことを愚痴りはじめたこともありました。

内容が深刻そうで、途中、いや~どうしよう、どう慰めようか、大変だ、と焦りました。
が、どうすることもできず、夫と二人、とにかくだまって耳を傾けました。

が、食事の間中ずっと泣いて話したら最後にはすっきりしたのでしょうか。
食事が終わる頃には、夫のダジャレに笑えるまでになっていました。

こうして夕食は学校でのイヤなこと、辛かったことをうまくガス抜きする場にもなりました。

また、嬉しかったこと、楽しかったことなどもどんどん話してくれるようになりました。

そのうち、
「ダディ、マミ、今日は仕事はどうだったの?」
と娘から聞いてくれるようなりました。笑

その日ニューヨークタイムズで話題になった記事について話すこともあります。
時には意見がお互いに違い、侃々諤々とことん言い合うこともよくありました。


特に政治に高い関心がある娘は、夕食中に夫ととことんやり合うことで今まで知らなかったことを学ぶきっかけにもなり、視野が広がったようです。

これが家族円満はもちろん、自分の意見をまとめる意味ですごく役に立ったのです。

もちろん、だからといって毎日きっちり食事を作ろうとがんばりすぎることはないと思います。

この際本当に大切なのは、会話ですから。

ときにはデリバリーでも、ちょっと手抜きの日があっても、家族の会話さえ手抜きしなかったら大丈夫な気がします。

また、ご主人さまだって、いつもいつも家族といっしょに食事をするのは無理かもしれませんものね。

だったらせめて週末だけでも、家族で盛り上がれる時間を作れるといいですよね。




以上、熾烈で長丁場な大学受験を無事にのりきれたコアとなったのは「家族そろってとる夕食と会話」でした。

みなさんも今夜から夕食の時間、今まで以上に大切にしてみませんか?






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