大好きなニューヨーカー誌の表紙
http://www.newyorker.com/magazine/2014/10/06
みなさんはストレスとどうおつきあいされてますか?
自分のストレスはもちろんだけど、身近なところにいる大切な人、愛する人がストレスをためているのを見るのは辛いですね。
なんとか力になりたいと思っても的を射たことをするとなると・・・
そこで、今日はNYの素敵マダムから伝授いただいたストレス臨界点の応急処置についてぜひシェアさせてください。
すごく効きます。
特に愛する人、大切な人がストレスをためているときこの処置をしてあげるとV字回復の効果があると記しておきます。笑
ストレスは現代人の万病の素、
わたしは大丈夫、ストレスをためないタイプ、と高をくくっていると知らないうちに弱いところがやられ初めて気づくことになります。
特に生き馬の目を抜く街、ニューヨークで生活していると毎日楽しく暮らしているつもりでも目に見えないストレスが澱のようにたまっていきます。
わたしの場合は夜中に歯を食いしばっているらしく奥歯が欠けてしまって初めてそれと知りました。苦笑
同じことをスーパーモデルのMちゃんもご経験されたと聞き、気配りの人だけど天真爛漫で明るくストレスなんて縁がなさそうな彼女でもあの厳しい業界で生きるためにはいろいろ抱えているんだなと知りびっくりしました。
ストレスをためギリギリまで放置しておくと大変なことになるのは子供も同じです。
小さな子供の頑固な頭痛や腹痛の原因がストレスだったということはよくあることですよね。
だから少しずつストレスのガスを抜いて、パンパンに膨らんで破裂したり、臨界点に達して異様なものに変化してしまうまで待たないことが大切です。
ストレスの受け止め方は人によって千差万別です。
ストレスが大きくなるほど気持ちがハイパーになり外に向かって攻撃的になる人と、中にすべてをかかえて内側に向かう人がいます。
わが家には後者のタイプが一匹おります。
わたし自身は前者のタイプだったので、娘のすることには時々調子狂っちゃうんですよね。笑
先日、体調をくずして家で休んでいたはずの娘がこつ然と消えすごく慌てたことがありました。
出かけた形跡はないのに、バスルームにもリビングルームにも自分の部屋にも、コーディネートルームにしている物置き部屋にもどこにもいません。
前日、膨大な宿題、手つかずの受験の願書、相次ぐテストを前に相当ストレスをため青ざめた顔をしていたことが脳裏をよぎります。
今なら笑い話しとして書けるけれど、その時はどこにもいないので本気で心配し、とうとう名前を叫んでしまいました。
そうしたら、くぐもった声がどこかから聞こえてきました。
どこ?
ここ
どこ?
ここ
やっと分かりました。
娘のクローゼットを開けると棚の上に並んだ自分のセーターの山をクッションに、小さく膝を抱えてうずくまっている娘がそこに見つかりました。
目を閉じ痛みを我慢するかのようにひたすら小さくうずくまっています。
きっと彼女なりに相当つらい思いをしているんでしょうね。
今抱えているらしいストレスを想像するとイタイタしくて母としてはなかなか辛いものがあります。
このままにしておいていいのか。
それともすぐに何か対応をしたほうがいいのか。
迷いながら、自分の小さいころのことを思い出していました。
タイプは違うけど、わたしも似たようなことをしました。
「ふふ、わたしも小さいとき、イヤなことがあると、よく押し入れに入ってふかふかのお布団の間で同じようにして過ごしたよ」
「そうしていると気持ちが落ち着くよね、分かるよ」
「しばらくそうしてる?」
心は相当に焦っているのに、だからこそ何か話してないと不安でならないわたしは言葉を選びながらそんなふうに声をかけました。
すると、
「うん、ここにいるからクローゼット閉めてくれる?」
と、元気のない声が返ってきました。
それから小一時間ほどはそのままにし、声もかけずにいました。
その間、わたしは、さてこれからどう対応しよう。
頭の中は次の出方でいっぱいです。
そのとき苦しまぎれに浮かんだのがいつもお世話になっているちかこちゃんが教えてくれた「ワザ」でした。
1時間後、彼女の部屋にいくと、もうベッドに移動して眠っていました。
「ね、マッサージしてあげようか。レモンの香りのオイルがきっと元気にしてくれるよ」
ううん、いらない、という返事が却って来るかもとあまり期待せずにそういうと、
「ありがとう」
と娘はノってきました。
「そうだよね、お母さんの手は魔法の手だもんね、効くよ~」
「覚えてる? 小さいときお母さんがイタいところに手を当てると痛いのが飛んでったでしょう。日本語では治療のことを手当っていうし」
娘はふっと笑い、体をわたしのいうままに横たえました。
「お母さんのマッサージは愛がいっぱいつまっているから魔法が効くんだよ」
そういって額にキスしながら、まずはちかこちゃんにいただいたレモンのオイルを数滴指にたらし、彼女のこめかみにそっと当てました。
「ほら、いい香りでしょう。ちょっと元気が出る香りだよね」
「うわ~、ホント。いい匂い」
娘の顔がほころびました。
ここからはもう暗示の世界です。笑
お母さんの手は魔法の手 =だから手を当てると何でも治してしまえる。
レモンオイルは元気がでるいい匂い = だから本当に元気が出てくる
こういうとき、ダイレクトな激励は却って逆効果です。
がんばれ~! というのも弱っている心には負担になるだけ。
何で最後まで放っておいたの! と責めたり叱ったりしてももはや手遅れ。内側に向かうタイプの人はダメな自分を自覚しさらに追い込むだけ。
「本当にダメね~」
なんていうと、自分は本当にダメな人間なんだと思い込んでしまいます。
そんなときはゆっくりと背中のツボを押しながらやさしい言葉で元気が出る暗示をかけるといいようです。
すでに辛い思いをして自分を責めているんだもん。
五感を総動員して、ちょっといい気持ちにしてあげたいですね^^
いい香り = 臭覚
リラックスできる触感 =触覚
耳に心地良い自信と元気が戻る言葉 =聴覚
「去年も数学でもっと大変な時期があったよね。でもあの時も最後の最後で力を出してがんばれたよね」
と過去にストレスを乗り越えて「いい結果」を出したこと思い出させてねぎらいます。
自分はやれば出来たんだ! ということを思い出させてあげるのです。
「そういうの日本語で火事場のバカ力っていうの。知ってる?」
「今回も特別の魔法のマッサージが功を奏しきっともっとすごい火事場のバカ力出せるよ」
そんなことを話しながら20分ほどマッサージをしました。
こんなことでもなかったらじっくり娘と向き合う時間は持てなかったかもしれません。
そう思えば、このおだやかな時間は、目に見えない何か大きなものに守られ必然として与えられた時間のように思えてきました。
「ここ凝ってるでしょう」
「どうして分かるの?」
「へへへ、だってお母さんだもん、何でも分かるの」
実はそこはぐりぐりしていたというだけなんですけれど。
「さぁ、きっとマッサージで体が軽くなり、レモンオイルで心もすきっとするよ」
それが仕上げの暗示です。
心が弱っているとき、強い言葉は逆効果ですが
やさしい言葉はす~っと心にしみ込んでいくんですよね。
その後、娘はみるみる回復し、数時間後には笑い声も聞こえるまでになりました。
その後何度も何度も、「ありがとう」と言ってくれました。
暗示をかけながら愛のある魔法の手でするマッサージ
レモンオイルと併用するとさらに効きますよ♡
ぜひパートナーや大切な家族が弱っているときしてあげてください。
ちかこちゃんは、菜菜花ちゃんの「Shea Dream」の中にレモンオイルを数滴垂らしてシアバターを柔らかくして、少しアトピーのある息子さんにマッサージしてあげるのだそうです。
ぜひお試しあれ。
あなたを愛してくれる大切な人のために、ぜひこのマッサージ試してみてください!
肝心なのは、体も心も軽くなる、元気になれると優しく暗示をかけながらマッサージすることです。笑
もし、あなた自身がストレスをためているのなら、一番いいのは愛する人にマッサージをしてもらうことだけど、それが無理なら、好きな香りをまとい、好きなマッサージ師さんにマッサージをしていただいてください。
予想をはるかに上回るご注文をいただきました万能ポンチョ。発売と同時にご用意していた枚数は完売となりました。
本当に想像以上の反響でただ今売り切れ状態となっており、みなさまには大変にご迷惑をおかけしておりますことをお詫びいたします。
メーカーのほうからこれ以降はベージュでご用意させていただきたいと連絡が入りました。
追ってそのお色のお写真をアップいたします。
尚、すでにお買い上げくださった方の中にベージュのほうがいいとおっしゃる方がいらっしゃれば、お色を変更させていただくことは可能です。
info@rishny.comからご連絡くださいませ。
本当に申し訳ございません。
ご理解のほど心から感謝いたします。